本当は自分で選びたいんです! | 『イブログ』 全国の老舗に新しい可能性を。

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世間から老舗と呼ばれている会社/お店/その経営者/伝統文化を扱っている職人に。

買物欲を満足させる12の指標というのがあります。博報堂のショッパーマーケティングで触れる内容なのですが、これはアイデア出しになかなか役立ちます(ネットで検索したら出てくると思います)。

 

その指標の中に「自律選択」というものがあります。簡単に言うと、お客様が自分で選んでいる感が得られているかどうかということなんですが、これは結構大事なんです。

 

先日、ヨド○シカメラに行ったときのことです。

プレゼントを買うのに面白いものがないか店内をブラブラしていました。たまたま楽器コーナーに行き着いたので、エレキベースを手に取ったのです。高校生のときに一度は所有したことのあるエレキベースを久々に持ってみて試しに弾いてみようかとネックを構えたところで店員が寄ってきて「すみませんが勝手に取らないでください!一言声をかけてからにしてください!」と言ってベースを取り上げてもとの位置に戻されてしまいました。

で「弾きますか?」と言ってきました。弾くわけないですよね。

勝手に手にした僕もいけなかったんですが、どうせ弾かせてくれるなら目くじら立てる必要はありませんし、お客様が選ぶタイミングを損ねていいことなんてなにもありませんから。

 

次に、ゲームコーナーに迷い込みました。

スーツ姿でコートを着てあっちこっちウロウロしていたら背後に気配を感じて振り返ると20代とおもえる警備員がピタッとマークしていたのです。そんなに怪しいのでしょうか。とにかく居心地が悪くなったのでゲームコーナーを足早に立ち去りました。ここもじっくり選ぶ権利を与えてくれませんでした。

 

そんなこともあり別階に移動して店内を歩いていたらマッサージチェアコーナーにぶつかりました。この手の機械って相場が何十年も前から変わっていないなと思いながら最新マシンをみていたら店員が寄ってきて、その方一押しのマッサージチェアに半ば強引に座らされて謎のマッサージタイムになりました。

マッサージが始まったら店員の独壇場です。僕は聞きたくも無い説明をすべて聞かされた訳です。

機械が停止したところで店員さんもドヤ顔で「いかがでしたか?これ最高でしょう?」なんて言ってくる始末です。そうですね、と答えて適当に検討するそぶりだけしてその場を離れました。

ちなみにスーツに厚手のコート姿でしたからマッサージ効果がわかりませんでした。

 

最後に向かった先はアップルコーナーでした。

アップルの店員も沢山いましたが聞かれたことに答えるスタンスがうかがえて、様々な機種を思う存分比較できました。

 

楽器(ベース)の場合は、壊されたら問題というところで店員が神経質になっていて、ゲームは万引きなど注意が必要なのでしょう。マッサージ器では機能が多くて違いが分かりづらいため専門の店員がしっかり説明しなければならなくて、逆にアップルは直感性を大事にするので店員が余計なことを言わないようにしているのかなと帰りながらに考えていました。

 

同じお店でもそれぞれの対応がありましたが、冒頭に書いた「自律選択」をさせてくれるアップルコーナーが一番満足度が高かったように感じました。

 

もしも自律選択を購買時に取り入れるのであれば、説明しなくてもお客様一人で分かるように工夫しなければならず、この辺が経営者のアイデア次第になるところかなと思います。

店舗でもネットでもこれは同じことですね。