当社の製品は、アルマイト特殊加工処理を施し、従来の製品にくらべ対食性が30%アップし腐食を強く抑えます。高品質な製品だからこそお客様が安心して部品としてご採用いただけるものと思っております。
・当社独自のアルマイト加工処理
・従来より30%耐食性向上
・短納期、低コストも同時に実現
と、なんだかどこかのホームページに書いてありそうな内容を僕の勝手な想像で作ってみました。
これは、「書いた自分は知っているし分かっている内容」です。
書いた本人にとってはとても画期的なことを実現して特徴として情報を出していますが、これを観て反応する人はどこまでいるのでしょうか。
今すでに取引しているところも、一々取引先のホームページの最新情報などチェックしませんよね。では新規取引を検討している人がこの加工処理のすごさに気づいて問合せをしてくるのでしょうか?
それもちょっと分かりませんよね。
どうすればこの文章がもう少し良くなるのか、結構前にも書きましたが、文章を書くときのポイントは相手を思うという点ですよね。
製品の良さを確実に届けるというのが目的のはずです。
そのためには読んでくれる相手を明確にして興味を沸かす書き方に工夫しないといけません。
この最新の特殊加工処理がされていると、採用した会社にどんな良いことがあるのか。
または特殊加工処理されていないものを使い続けることで起こる会社にとっての悪影響とはどんなことなのか。
特殊加工処理が生み出す利益やメリット、そしてこんな機械部品にも加工処理が出来るという提案、強みを活かすには、この場合腐食を抑えるとあるので腐食しやすい機械部品です。水物を使うとか酸性物を取り扱うものとか、そういう機械にはうってつけかも知れません。
これを全てに導入させようと思うと特徴が目立たなくなってしまうんですよね。
例えば、本当に例えばですけど、好きになった人が同時に5人いたとしましょう。その5人の内の誰か1人とでも付き合いたいときに、ラブレターを書く事にしました。
まさか5人に同じ内容をコピーして渡さないですよね?
自分の気持ちだけを押し付けるようなこともしませんよね?
相手の気持ちを汲んで、さりげなく自分の良さを伝える内容にしませんか?
ニーズの少し違う取引先を相手にするときには言い方を変えて接していきませんか?
またはこの逆から考えることもできます。
どうしてもお金持ちの人と結婚したい女性が5人いたとします。その5人の目の前にお金持ちで独身の男性が現れました。性格は温厚、見た目も至って普通、マザコンでもありません。
そうなると女性のニーズにマッチする形になります。相手から来てくれるので5人に違う手紙を書かなくて済み非常に楽です。
仮に、この男性は自分の特徴を「健康」だと思っていたとしましょう。
健康は良いことですよね。今のところ本人にとっては。
「私は健康だから将来は安心してくれ」、といっても結婚もする前の女性に余り刺さるメッセージにはなりにくいです。(もちろん好き好きあるので絶対はありませんが)
その後結婚して子供が出来たら旦那の健康は大事になり、必要性が高まります。それは女性自身と子供が健康に関係して振り回される可能性が出てくるからです。
「私は年収3,000万円あって貯金もそこそこあるから当面の心配はいらない」、と言われたらこっちの方が結婚を前提にしている女性に刺さりやすいですよね。お近づきできたら自分にとって良い事がすぐにありそうに感じるからです。
話を戻しますと、耐食性の高い加工は後々これにして良かったと思うところであって買う時にはすぐどうこうという決定力に欠けやすいんじゃないかと。もちろん加点はありますが。
では決定力のある表現にするにはどうすれば良いのでしょうか。
そう、相手にとって直ぐに良い事がありそうに感じさせることです。しかし、嘘はいけません。
製品の特徴を使って相手にどんな利益をもたらせるかを表現するのが一つになります。
顧客視点と思って書いたことでも、よくよく見直したら売り手視点なんてことは良くあります。もう一度客観的に表現を見直してみてください。