ある日突然、「社長、今月で仕事を辞めさせていただきます!」と言われた事のある経営者さんも多いかと思います。
僕自身は、僕含め3人で仲良く仕事をしている小さな会社なのでそういった経験はありませんが、やはり取引先の会社さんではそういうことは多くあるようです。
社員の定着率を高める努力は勿論しているのですが、どうしても上手くいかないと行った状況です。
このテーマでお客様(経営者)とお話すると、大抵は「辞めたいヤツは辞めればいいんだよ。」という答えが返ってきます。
あまり言葉の裏側ばかり見ていても仕方がないので、素直に聞くようにはしていますが、本当にそれでよいのでしょうか?
ある程度仕事をこなせるまで育ってもらうには大変な時間と労力を要しますよね。
実際に、管理職の人が急に辞めてしまうと誰かにしわ寄せが生じてしまい、穴埋めをした人も「同じ給料なのに・・・」となってしまうこともあるでしょう。
僕も会社勤めをしていて辞めたから起業出来ているわけなので、社員が辞める気持ちも分らなくはありません。
そこで「辞めさせないためにはどうしよう」と考える事もナンセンスです。社員さんも一人の人間で、意思もありますし、それぞれの考え方もあると思います。
では、どうすれば良いのでしょうか。
辞めてくれと言っても「辞めたくないです。」と言ってもらえる会社、
お金が払えないと言っても「自分が今まで以上に精一杯やって状況を打開しますので、思いとどまって欲しい。」と言ってもらえる会社。
この状況に会社がなっていたらそれは強いですよね。
社員の入れ替わりが激しい会社さんは、「売上重視」をしている傾向が高いと思います。
社長が見ているのは「お金の動き」で、社員個人に目線を向けていない状況です。
社員さんは、一生懸命働こう、やりがいを持ってやっていこうという気持ちでだった場合に、社長や上司が“それ”ばっかではやる気もなくなってしまいます。
ちょっとした問題があったら人間関係にもヒビが入ってしまうのも納得できます。
社員さんが前向きな姿勢で“一緒にがんばってくれる存在”となってもらえるように、会社の方針や取り組みも売上アップと同じように大事にしていかなければなりませんよね。
人材育成や人手に困ったことが今まで無いとおっしゃっていた、ある老舗料理屋さんの会長さんからお聞きしたお話を思い出しながら、少し思ったことを書いてみました。