あっけらかんとしたアラベスク

―現代詩書いてみました22

 

 

 

 

こんなにもよくらますのは

尖痕な新月にトパルスメントなランチャア

風葬されたメロディーと

閑禅なる神話に

やずらめくあらわなるらんりめく

創地紫明

 

昨日生春巻を食べたよ

 

やせっぽちのオプティミズムと

ふとっちょのメランコリーの

どちらが哀れかなんて

とこぶしってほとばしる

暗渠の倫理(あんたんのしんり)

 

四文字熟語ってかわいくって猥褻

そう言って君は爪を噛んだ

 

斑猫が踊る

アラビア風の舞踏を

秋風がなまめかすから

僕は心底マプラをたらんがる

散壇なんて畢竟変わらないさ

ザアポワースに教訓を探しても

賢悦に無駄なのだから