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今日学校帰りに、ジュンク堂池袋本店に行ってきたのですが、
偶然「大江健三郎書店」というフェアが開催中でした。
要するに大江氏が選んだ本がコーナーになって置いてあるのです。

その中に、
  『箱男』、『第四間氷期』(安部公房)
  『流れる』(幸田文)
  『山椒魚』(井伏鱒二)
  『浮雲』(林芙美子)
  『にごりえ・たけくらべ』(樋口一葉)
  『こころ』、『それから』(夏目漱石)
  『檸檬』(梶井基次郎)
  『風の又三郎』(宮沢賢治)
  『ハムレット』(シェイクスピア)
  『予告された殺人の記録』(G・ガルシア=マルケス)
が置いてありました。

これ、何かと言うと、壱尋が高校時代の課題図書として出され、読んだ本たちなのです。
(「こころ」と「檸檬」以外)

そして、大江健三郎氏自身の作品は、高校三年生の時に現代国語の授業として、
一年間かけて、『我らの狂気を生き延びる道を教えよ』を読み解きました。
初めて読み通したときは難しくてさっぱりでしたが、先生の解釈を聞いて、なるほどと思ったのです。
本当に面白い授業でした。


勿論、置いてあった全体の数に比べたら、壱尋の読んだものなんて、ほんの数冊に過ぎません。
でも、こうやって実際にあのノーベル賞の大江氏の本棚に恐らく収まっているであろうものと同じ本が、
数冊でも壱尋の本棚にもあるという事実は、堪らなく嬉しいものでした。

壱尋の本棚には課題図書でなければ、読まなかっただろう本が沢山詰まっています。

当時は、なんでこんな面白くない本を課題に出すの?!と思っていましたが、
こういう事実を目の当たりにすると、生徒として先生方に愛されていたんだなと感じますね。
無性に高校時代の先生に会いたくなりました。

そういえば壱尋、自分の高校には人並み以上の母校愛と誇りを持ってるかも…(笑)



そして余談ですが、そのコーナーに
サリンジャー、村上春樹、川端康成(やっぱりライバル視してるのかな!)
が入ってなかったことに、ちょっぴり満足致しました(笑)
壱は彼らは理解出来なかった子です(笑)
(村上春樹デビュー作「風の歌を聴け」は好き)
でも太宰治はあって欲しかったな…

ちなみに画像は、我が家のトイレに貼ってある週めくりカレンダー(ダイソー製)の今週分。
なんともタイムリーなのでパチリ。