悔しさで噛んだ唇あふれた血
紅の代わりに差して笑って




燃え盛る炎を腹に飼っている
代償としての低体温症




美しいままに暮れゆく身勝手を
見つめ瞋恚に染まる夕焼け




怒りの火に似た赤が好き実際は
熱いのは青い火と知っている




あの日から膿が引かない傷口を
あっけらかんと笑うお前が














わたしごと燃やす。