岡ゼミ会の活動と並行して
慶應クラファンが見事に成立してから、
早…半年近く…
岡ゼミ会としては、
ぼちぼちイベントがあって、
そのうちの私が企画したもので、
感情公共性ワークショップってのがあるんだけど
実験的に6月と11月に開催してみた
少人数の食事会で、
あるテーマについて
一人一人が話す時間を5〜10分程度とり、
基本的には話している最中に質問したり、
意見したりするのはNG。
とはいえ、
感情移入しちゃうと
つい割り込んで話しちゃう人もいるんだけど
そこはうまく元の話し手に戻しながら。
ただ聴く…
第1回目は、卒業直後ということで、
「卒業した今、私は何を感じている?」
というわけで、卒業生限定になってしまったんだけど、
第2回目は、家族について
「家族について、私は今何を感じている?」
今、
自分が何を感じているか?
って普段から言葉にするって
あんまりしてないんじゃないかな〜と。
同じテーマでも
切り口は一人一人違って、
すごく新鮮な気持ちになったり、
ハッとさせられたり、
なにかモヤっと、ズキッとしたり、
プラスもマイナスも感じて
そんな中、
自分が話す番になると
不思議と話そうと思ってた内容から
かけ離れたり、
感じていたことがより深まったり、
あぁこうやって、
互いに影響を与えあっているんだなぁと、
しみじみ感じるし、
ただ話すこと
聴くことが、
パワーや癒しになるんだなぁと。
これが岡ゼミ会に所属している
仲間の下で行っているからこその
安心感が根底にあるのは
確かだと思うんだけど…
必ずしも何かの枠に囚われることなく
結局は、
みんなつながっている
みたいなのを
実感して、
自分の感覚に素直になれる
そんな時間を2024も共有できたら
いいなぁと思う。
ちなみに感情公共性とは…
*感情公共性とは、「「感情する」ひとに向けて、立ち会うことで、隣にいることで、つまり離れたり遠ざかったりしないことで、励まし応援する、そのような、生の技法あるいは人間関係の集まり」(岡原2008,29)とされる。
参考文献
岡原正幸,2008,「ホモアフェクトス的転回:感情社会学における、構築されるものされざるもの,を越えて」『三田社会学』No.13,三田社会学会,17-34.)