的はあった方がいいのだろうけど、『言えない秘密』 | 平平凡凡映画評

平平凡凡映画評

映画を観ての感想です。

【タイトル】『言えない秘密』

【評価】☆☆☆(☆5つが最高)

【監督】河合勇人

【主演】京本大我

 

 

【あらすじ】

 留学を途中で終え帰国した音大生の湊人は、ピアノへの情熱を失いかけていた。そんな時、取り壊し予定の古い校舎で、ピアノを弾く雪乃と出会う。

 

 

【感想】

 ヒットした台湾映画のリメイク作品。リメイクはストライクゾーンがキッチリと示されているので、作りやすいのかとは思う。しかし反面、真ん中に投げなければ行けないというプレッシャーも掛かるはず。オリジナルを模した脚本に、そこから外れないような演出が為される。この映画もこなれて、しっかりとまとまっていた印象だが、もっと大胆で伸び伸びとした世界があったような気もした。大胆さと伸びやかさは、オリジナル作品の特権なのかもしれない。