2日目 | スキップカウズ・イマヤスオフィシャルブログ『イマヤスの「モンデバイソン」』by Ameba

2日目

〖7日間映画チャレンジ〗

今回は映画学校でまたもやマドンナだった広瀬 留美子 (Rumiko Hirose)にバトン渡します。スルーしても大丈夫よ。

てか映画学校から貰って映画学校の青木 太郎 (Taro Aoki)に回して次は誰❓と思ったけども矢張り中央線で一緒に帰る帰り道で彼女が先に神田で降りて行くのが妙に寂しくてね、なんか話が盛り上がった時に着くんだよなぁ神田に 笑
そんで俺は東京で降りてあの長い深すぎると評判の地下通路をがしがし歩いて京葉線へと向かう訳す。そんな二十歳。

そんなことを思い出してしまったので今津頼む❗️旧姓で未だ呼ぶのが同級生って感じっしょ❓

《7日間の映画チャレンジ》
1日1回7日間 2日目

「息子」

1991年 監督は山田洋次

勿論 「男はつらいよ」は今も大好きだしこの間 賛否両論だった50作目も俺は全然アリで本当観に行って嬉しくなって往年の寅さんのお約束(やはりメロン)に大笑いし要所要所で涙した。
てか寅さんやると寅さんで7日間終わりになるので そして映画学校からのバトンでふとこの映画を思い出し再度観たのもありこの映画を。

永瀬正敏がすげー良い!ってなってこの後 大ブレイクするんだよね。
後は 死んでもいい(1992 石井隆)とか。
和久井映見もここからでしょ?
そして俳優としてのいかりや長介も。いかりや長介の場合は黒澤明の夢(1990)からのこれになるのかな?
兎に角この作品で1個上がった人達が多い印象。

バブル景気で世間が浮かれに浮かれてた頃に田舎から大志を抱いて出て来た筈の若者。
でも東京にも馴染めずどうも座りが悪い毎日を過ごしてる中 母の一周忌で故郷に帰り正式な職についてる訳でないので親父や親戚なんかと再会しても気まずい訳ね。ちと揉めたりして。
その後 親父に怒られたのも影響したのかある非常に肉体的にもきつい鉄工所に勤め始め汗だくになって働きはじめ、ある日お得意さんの工場に納品しに行った時に電撃的初恋をする。彼女は工場に勤務して受取伝票にサインする人。
意を決して手紙を渡すけど全く返事が無いし、いくら話し掛けても答えてくれない、なんでなんだ?と悩み抜いた時に実は彼女は聴覚障害者である事を知る……

やべーすげー長くなったのに大好きな三國連太郎のシーンに辿り着けない 笑笑

人間が生きていく上での幸せというものはあくまで自分が決めることで他人が決めるものではない。幸せというものは自分の中にしかない。
だからみんな違ってそれでいいじゃん 

と俺はこの映画を観て思ったな1番。
多分違うとか分かってないよチミ!とか言われそうだけど。

山田洋次監督の映画の良さは遠回りだと思うんだよね俺。
とにかく近道しないの。
セリフも世界観も。
遠回りの美学。セリフもズバッとしたのないよねあんま。必ず観た人が頭の中で埋めていく余白を作る。

それがとても素晴らしいと思う。

親子が東京の狭いアパートで2人で寝ながら話すシーン。
彼女になった和久井映見を永瀬正敏が三國連太郎に紹介するシーン……もうこの辺がもう泣けて泣けてボロボロですわ。

映画学校のうちのクラスでこの映画が妙に流行って誰かが永瀬正敏のセリフを言う→そいつの正面に正座し「オラの息子の嫁ごになってくるすか」とセリフで返す→また誰か1人増えてゆっくりうなづく和久井映見をやる→誰かがカーット!って叫んで突然監督になる………
こんなミニコントがいきなり成立してたあの頃。

そんなあの頃を思い出すのも含め大事な1本。

★SAVE the CINEMA「ミニシアターを救え!」プロジェクト
★7日間の映画チャレンジとは
映画文化の普及に貢献するためのチャレンジで、#savethecinema に紐づける試みです。
参加方法:好きな映画を1日1作品、7日間投稿する → 毎回1人のFBの友達にバトンを渡す。また、バトンを渡してくれた人と渡す人のtagをつける。
紹介方法:予告編やビジュアルだけでも可。今日見たい作品、思い出の作品、期待の新作、映画館に関することなど。#tag は好きに増やしてください。
#映画リレー
#うちで過ごそう
#stayhome
#enjoythemove
#savethecinema
#山田洋次はやはり偉大
#志村けんの死去が悔やまれる
#この映画の和久井映見の神秘性
#いかりや長介の鉄工所の親父さん
#ドライバーの田中邦衛の素晴らしさ