東京 | スキップカウズ・イマヤスオフィシャルブログ『イマヤスの「モンデバイソン」』by Ameba

東京

東京家族    山田洋次  

スキップカウズのMV監督でありチームPodcastの一員であるコータが1年前から観てくれってずっと言ってたこの大好きな寅さんの産みの親の1人である山田洋次監督作品。しかもあの名作 小津安二郎の東京物語のオマージュ。現代に舞台を変えて描かれる家族の物語。
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結論から言うと凄く良かった、場面の1つ1つが何だがじわじわと浸透してくる……何か観てすぐに来るんじゃなくて生活していく中で思わず振り返る瞬間がある。後は台詞のシンプルさ、ギリギリまで削ぎ落としてほぼ骨に皮1枚の状態にしてるというか。寅さんも名言多いけど本当に説明と台詞で感動させようって色気が無いんだよね、至ってシンプルに人間が忘れがちな事を寅さんは注意してくれるからあ!そーだ!ってちと立ち止まって観てる人間が勝手に色々考えて勝手に染みてくのね、今の説明過多で過保護なもんとは違うんだな。この東京家族はもっと究極かも。小津安二郎の東京物語もそーなんだけど。省略の美学。移り変わる景色とか何気ない仕草とかに何だか想いが詰まってんのよね。観てて単純に日本人で良かったと思う。情感の豊かさって昔の日本映画特有だと思うんだよなあ。震災があり公開を送らせキャストも内容も少し変更したという山田洋次監督の日本への家族への問いかけってモノが見事に表現されてると思う。後 物凄いリアリティ、生活臭が映画からするもんね、お洒落なセットで撮る方が遥かに楽でしょ?こんだけのリアリティと比べたら。実際に役者陣に住み込ましたのかと思う位だもん。小さなおうちの絵本出てきた時にあり?こういうフリもするの 笑 と思ったけど。まあ何の問題も無し。あの朝方の屋上シーンはきっと何度も思い出すな俺。つー訳で今日、 コータに会った時にウザったがれる位 話そうと思う 笑