色褪せぬ名作

いつ観ても毎度 唸る傑作であり物凄く怖い映画 激突

スピルバーグの劇場デビュー作で低予算一発勝負なこの映画。

登場人物も少ないしストーリーも至ってシンプル。

セールスマンがハイウェイを走っているとごっついタンクローリーに煽られよせばいいのにそれを煽り返してしまいタンクローリーの運転手であるサイコな奴…と言っても全くどんな人間なのかさっぱりわからないんだけども！

タンクローリーにひたすら執拗にネチネチと追われ続け肉体的 精神的にサラリーマンの乗用車は追い込まれ続け……ってなストーリー。

まあ有名過ぎる作品だから皆 知ってると思うけど！！

いつ観返しても怖い……何がそこまでタンクローリーの運転手を怒らせたか？ってのも謎…運転手の顔もわからないし出てくるのは腕のみ。
タンクローリーは蒸気機関車の如くひたすらネチネチと獲物を殺すのを楽しむかの様にいやらしく追い回す……

あゝ怖！！

本当ペーパードライバーで良かったと思ってしまう作品 笑

今観ても全く古びて無いこの恐怖とサスペンスは凄い！！ジョーズもそうだけどね。

そして激突もジョーズも主人公のバックボーンがきちんと見えるというのも凄い所。人間がちゃんと描かれているのですわ。

怖いもんって大概そこを無視して進むのに敢えてさりげなく丁寧にそこを描く事でこっちが感情移入しやすくなる訳で、だから余計に怖くなるんだな。

無駄の無い傑作。

何か観るの迷った時はお薦めしますぜ。