感涙 感心 感激 必読

こないだラジオでも熱くなってしまった俺を熱くさせた厚い本 笑

写楽 閉じた国の幻 島田荘司

元々 島田荘司のミステリは大好きでほぼ全て読んでるのだが！

島田荘司には冤罪をテーマにした本や牧逸馬と言う早逝した作家の本を編集したものや人物評伝など様々なジャンルの本も書いててそっちも好きだったのだが！！

まさかの……写楽。

日本の歴史上の謎。

日本の歴史上の謎は非常に多い……邪馬台国の場所、義経=成吉思汗 同一人物説、明智光秀が何故 本能寺の変をおこしたのか？ 坂本龍馬を暗殺したのは誰か？……などなど。

そんな謎の一つがこの写楽。

浮世絵の世界に革命を起こしたこの写楽が実際 誰だったのか？って言うのも今まで散々議論されて来たのだがそして様々な人々が自説を展開してきたのだが！！勿論 結論は出ていない。

そして今回の島田荘司のこの文庫2冊。

20年かけて調べ裏付けした新説……コレがもう最高に面白！！

読み始めたら大変…止まらなくて風呂でもトイレでも読む……ふんふんふむふむ言いながらひたすらページを捲る。

しかも専門的でありながらキチンと物語の形なのでサクサクと読める。学者の論文的な面倒さもなく……単純に面白い。で、読み終わり感激。

島田荘司のきっと言う通りだわ！！俺は絶対そう思う次第。完全にやられた…しかも凄いスッキリ。

物語的には終わってないと言うピースの欠けた部分はありながらもこれは物凄いですぜ本当に！！

高木彬光の歴史ミステリを越えたわ、俺の中で。

読み終わり遠い江戸に想いを寄せる……あゝ何て素敵な読書。

歴史も好きでミステリも好きな人は必読の書。

配信!配信?また配信!?１６年目の３部作

第一弾
想い出ガソリン iTunes Amazon レコチョク

第二弾
むきだしの心臓 iTunes Amazon レコチョク

第三弾
バンド☆エイド iTunes Amazon レコチョク