独り言 | スキップカウズ・イマヤスオフィシャルブログ『イマヤスの「モンデバイソン」』by Ameba

独り言

昨日の帰り道に京成電車降りて小雨ぱらつく中で見た桜の道。

この桜の道の先に昔 バンド仲間のアパートがありそこには鍵が無く夜な夜なバンドマンが家主に何の許可も取らず酒を飲み上げ大暴れし……そこに集まって出来ちゃう奴等も居てまあ非常にカオスなアパートでした 笑

結果 そっから家主は余りの周りの苦情で追い出されちゃうんだけど 笑

そんなカオスでめちゃめちゃな毎日の中でもたまには真面目な音楽談義をしたりネットなんてないから好きな曲を皆 カセットテープで持ち寄りじーっと聴いてたり知り合いのバンドマンの出来上がったばかりの音の悪いデモテープを聴いたりした。

そこから部屋のノートに気になる歌詞をメモしたり後輩の歌詞を偉そうに俺が添削したり……俺もアマチュアなんだけど理屈が凄いから俺 笑
色々今じゃとてもじゃないけど耐えれない若さ故のカオス。

家に帰らずそこからバイト行ってまた帰って来て飲んだり、風呂無いから銭湯行ったり熱くなり過ぎて殴り合いしたり……凄い愉しいし居心地が半端無く良いし皆 こんな時間いつまでも続けばなあ~と思っていたに違いない。

でもそんな事は続かないのよ……それは続かないからこそ良いんだよね。
俺も酔いで回る天井を見ながら

このままじゃまずいなあ……って考えてた。

この時期が1番 歌詞を書いた時期かもしれない。散々遊んで家帰って色んな事を書き殴った。ノートには使える使えないってのは置いといて一杯の言葉が残る。

当時のバイトが頭を空っぽにして走り回り汗かくだけのバイトだったのも幸いした。

ヒマで楽なバイトだとあれこれ考えてしまい不安の塊が押し寄せ結果 何もしねえで文句ばっか言って人のせいにして日々を誤魔化してしまう。

そのバイトで頭をからっぽにして日々の何も無い日々をリセットする。で、クタクタで帰って来た時に見える日暮れの街や今まで気づかなかった人の優しい言葉が沁みてくる。それをとにかく家帰って親に怒鳴られる毎日の中で書いてた。俺はギターでメロディってよりノートでメロディを書いてた感じ。それをひたすらせっせと纏めてせっせとうちの遠藤くんに渡す。

そこから今まで歌い続けられる歌が生まれた。

そんなこんなしてたらあんまアパート行けなくなってアパートを友達は引き払った。そもそも引き払った理由としては友達は悪くないんだけどね 笑

凄い美しくて愉しい時間だからこそ其処に甘えちゃいけない時があんのよね。

それを学んだ22から23とギリギリ24

後にその頃を振り返り ゴミだった って曲が生まれる。あの歌をたまにライブで歌う度にこの場所を思い出す。

昨日 検査終わってホッとして久々にこの道を通る。

何か身が引き締まる思いがあったのよな。

検査の結果良かったから思えるんだけどまだまだやんなきゃいかんと改めて思った。検査の結果が悪かった場合は恐らくまた再手術の可能性もあった訳だし。

様は生かされたと思った訳ね。もっと難儀な病気で困ってる人には実に申し訳無いんだけど。

こんなもんじゃないんだ!って叫びまくってた何者でもない自分のテンションを思い出した。

今もある種 何者でもないんだけど 笑

とにかく生かされたと考えもっともっとやらなきゃいけないと実にこの道を歩き考えた次第。

この道を珍しく選択したのも何かの縁なんだろうきっと。

すっかり長くなってしもうた。

読まなくて良いよ 笑

じじいの独り言でしたわ。

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