赤塚イズム | スキップカウズ・イマヤスオフィシャルブログ『イマヤスの「モンデバイソン」』by Ameba

赤塚イズム

徹底している人ってのはいつだって素敵だ。そしてそんな人に非常に憧れる。そして上手く生きる事が下手な人が好きである。完璧じゃなくて何処か欠落しちゃっている人はとても魅力的だ。勿論唯のダメな人ではなく好きな事だけに才能が突出していなきゃと言う条件はつくけど 笑

そんな憧れの人の1人

赤塚不二夫 大先生

日本の笑いを変えた漫画家である。

赤塚ギャグはおそ松くんに始まりどんどんと進化を遂げ最後には実験的なまでのシュールさにまで変化をする。

俺が大好きなのは天才バカボンと天才バカボンのおやじとレッツラゴンとギャグゲリラ。

全部好きなんだけど今 挙げた作品のぶっ飛び方や発想、テンポ、動き、フレーズの豊かさに本当に感心する。

酒の飲み過ぎでギャグマンガを追求しなくなった時に先生自体が生きたギャグとなったのだ。

俺は昔 週刊プレイボーイで対談の連載をやらして貰った時にリクエストして会わせて貰った事がある。

入院中の特別病棟だった。凄い立派な個室の部屋に案内されて挨拶をした時に中々目を見てくれない実にシャイな人だったのを覚えてる。

身体からアルコールを抜く為の点滴をしてるのに!!

先生は酒飲んでた 笑

焼酎を午後の紅茶で割って飲んでた 笑

前々から大好きだったから酒を飲まないと人と話せないシャイな人だとは本に書いてあったけど本当にそのままで驚いた。


でもアイデアとか発想やギャグの話になるとビシって一本筋が通っていて非常に格好良かった事を覚えている。

きっと天国でも酒を飲んでるんじゃないか?!良い感じに酔いどれてそれはそれは愛らしいに違いない。

喋りながら午後ティー焼酎割りを空ける姿を見た時にまた一段と深く赤塚先生らしい姿を見てある意味 不謹慎かなあ?と思いつつ俺は感動した事を覚えている。

そんな訳で俺は先生の本を沢山 今も読み毎度 感動している。簡単な言葉の中に実にタメになる事が山程。

なろうと思えば大御所だし ふんぞり返る事も出来そうなのに敢えて馬鹿をやる赤塚イズム……本当に素晴らしい。

一時期 真似して午後ティー焼酎割りも飲んでたなあ……家で。

一冊は絶版で中々見かけなかった本で赤塚マンガのギャグや強烈なキャラクターがどう産まれたのかの制作秘話。矢張り並でない発想はクリエイターは読むべき。

そしてもう一冊は赤塚先生の娘さんの筆による赤塚不二夫の評伝。文章から滲み出る愛が中年の涙を誘うのよコレが!!

そんな赤塚先生の本。

今 出ていて読めるもんは何でも良いから読むべき!!全てにイズムが溢れ根本に深い人間愛がありまする。

全ての悩める人達に赤塚イズム。

マンガもエッセイも人生相談も対談もお薦めですわ。


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そして昨日は大森洋平ワンマンを観に行く。凄い良かったわ!生き様を見せつけしかも恐ろしい程の不器用さ 笑
何かと全てが洋平らしくて良かったわ。赤塚先生も異常な程の照れ屋さんでしたが洋平もそう。

俺は照れが見え隠れしない人に余り魅力を感じ無いのよね……嘘臭いでしょ?

昨日の洋平は本物でしたぜ。

と言う訳で2連チャンでベロベロの煮えっぷり 笑

そして今日は下北沢ガーデンにてUstream生放送!19時より!