悪人 吉田修一
映画化され映画も評判良かったこの作品。
映画も観ていないが原作は最近読み終わる。読み終わって直ぐに思う事はこのタイトルのとてつもない深さ。
淡々と人間描写が続き中々どの登場人物にも感情移入しずらくしているのは作者の意図する所に思える。
人間は生きていく中で色々な出会いを通し様々な出来事にぶつかる。此処に出てくる人達は特別でなく自分の周りに居る人達なのだ。悪とか正義と言う定義はとてつもなく難しい……
読んですぐに思い出したのはカポーティの冷血。あれに一番感触が近い気がする。
何10年かたってこの本を読んでも多分古臭いとは思わないと思う。テーマが不変的だから。
映画も観てみたい。