心をくすぐる堪らぬファンタジー
すべてをあなたに
トムハンクスが脚本を書き音楽業界のマネージャーとしても出演しているこの60年代頃をモチーフにしている音楽映画。
田舎町でたまたま組んだバンドが街で評判となり一躍 地元のスターになり近所のレストランの箱バンになりレコードを自主制作すればコレがまたも地元大ヒット。マネジメントしたい男が現れ活動の場は広がり遂にメジャー会社と契約しどんどんバンドは売れ一躍スターに!!
が!しかし……と言うのが大まかな内容。矢張 楽しくて仕方無かった音楽をビジネスとして考えなきゃいけない瞬間と急に売れた事によるメンバーとの軋轢、長い事支えてくれた彼女との別れ………
正直 目新しいストーリーは何も無い。良くあるバンドものではある。栄光と挫折の非常にわかりやすいパターンではある。
でも俺がこの映画が嫌いじゃないのはひたすらにポップで甘酸っぱいからだ。画面から時代の息吹を感じ誰もが共感出来るであろう部分を強調している。例えば学祭の雰囲気や初のレコーディングや初めてラジオから曲が流れると言う大騒ぎ感……嗚呼 本当に甘酸っぱい。
敢えてエグい青春の残酷な部分やエグい部分を表現していない事で逆に大成功している気がする。
この映画はリアルを排除する事でファンタジーにする事に成功してる。この映画観てバンドをやる人は間違い無くすぐに辞める(笑)
そして最大の成功は音楽である。オリジナルで当時の雰囲気で作られた楽曲がまあ物凄く良い。(こういうキチンとした本物感って日本映画に無い所…)だからこの曲流れるだけで観ちゃう(笑)これサントラ売れたべなーって感じ。
後は個人的に俺はリブ・タイラーが好きだって事(笑)この映画のリブ・タイラーとラブソングができるまでのドリューバリモアは本当に最高!どっちも音楽が本当に良いからストーリーのファンタジーな部分が成功しているし感情移入しやすいとにかく可愛いヒロインがまた映画に味付けをする。
二本共に共通するのは何故だかニコニコとしてしまい妙に曲が沁みる事。
アンビィルの真逆にある映画(笑)
何も考えずにほのぼのしくすぐったい気持ちになりたい時に是非!!
俺も相当 心くすぐったい気持ちになりましたぜ。



