たまらん過ぎな名著
作家の値段
出久根達郎
この人の本に纏わる話がとにかく好き。まあハズレ無し。
一番初めて読んだ古本綺譚なんてあんな名著なのに絶版……腹立つ!皆 古本屋で見掛けたら必ず買うべしな名著。
本好きでこの人の古本エッセイや古本に纏わる様々な話を嫌う奴は居る訳無い!俺が許さん!勝手にね(笑)
さてこの作家の値段はそのものズバリ 古本屋であの有名作家達の本がどう値付けされ今の世の中でどれだけ価値があるかと言う事と古書店を営む人の良い物を掘り出すと言う確かな慧眼+本への愛+そして各作家達のこぼれ話が詰まった一冊。
夏目漱石 永井荷風 宮沢賢治 江戸川乱歩 司馬遼太郎………等々。
実に面白で今読み終わりそうな事が哀しい。
続編もあるのが救い。
本の世界は実に深し。