恐怖の分析
ホラー映画の魅力
ファンダメンタル・ホラー宣言
小中千昭
所謂 世界レベルとなったJホラーの初期に大事な活躍をした小中千昭の名著。
ホラー映画とは?恐怖とは?
過去の映画などを引用し非常に分かりやすく説明をしてくれる。この人はリアルに怖い本当に人をゾッとさせる事を目的として日本のホラー映画の時代を変えた鬼才。
ホラー映画の流れは女優霊やリングの様なそのもの自体をハッキリと見せない手法……コレが第一期の革命。
そしてソレが時代の主流としてた時代の後半にそのものズバリを見せる真逆の革命児 清水崇で呪怨と言うとてつもないホラーを引っ提げJホラーを世界レベルにしたのである。
この本を読むと好きな事を徹底的に追求すると言う簡単な様で非常に難しい事をしている人間の美しさを感じる。
この本読んでまた過去の名作を遡っていきたくなった。
評論は現場に居る人間が発するのがいつも正しい。体験している人の言葉の重みは素敵だ。
名著。