じんわりじわじわ忍び寄る怖さ……後をひきますぜ | スキップカウズ・イマヤスオフィシャルブログ『イマヤスの「モンデバイソン」』by Ameba

じんわりじわじわ忍び寄る怖さ……後をひきますぜ

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黒沢 清 CURE


タイトルのCUREの意味は癒し。このタイトルの意味も深い。


人を殺した加害者が何故相手を殺したのかわからない殺人事件が連続して起きる。


加害者は全員 謎の記憶障害の男と接触していた事が判明しその男と妻が精神障害を抱える刑事は接触していくがその謎の男に翻弄され………



謎の男が使っているのが催眠術の様なもんでコレが自分の心の奥底に眠っている悪意を増幅させある意味でとてつもなく自分の欲望に正直になってしまう為に殺人が繰り返されてゆく。精神障害を患う妻を持つ刑事もどんどん自分の内面を抉られ少しずつ少しずつ何かが壊れてゆく………



自制出来ていたモノをコントロール出来ない恐怖。



そして随所に現れる繰り返される日常の狂気。点滅を繰り返す灯りのアップや空っぽの洗濯機などデヴィッドリンチのイレイザーヘッドみたいな生理的嫌悪感……本当に怖い!!


しかもラストのレストランのシーンのウェイトレスの……これ以上はやめよう。



まあとにかくちっとも色褪せない怖い映画。


コメディばっか観てたら逆にこういうの観たくなってしもうたの。


タイトルの深みもわかるでしょ?



催眠術によって伝道されある種 心を解放され……殺人と言う行為がある種の癒しだとしたら?………そー考えたら余計に怖い。



まあそこらのホラーの太刀打ち出来ない怖さがこの作品にはある。


街を歩く人や近所の隣人が暫く怖くなる事間違い無し。