エンヤトットエンヤトット
神代辰巳
青春の蹉跌
ショーケン+桃井かおり
前にblogにて遺作となった 棒の哀しみ をツィッター映画と称したがこの映画作った頃から神代節は完成していた様で。
主人公はアメフトをしている大学生で法律を学ぶ秀才。金持ちの所に婿入りする事が決まりそれまで付き合っていた女が邪魔になり最終的に雪山で殺してしまう……暗いテーマで重たいのだが70年代の時代の空気も交え主人公の行き場の無い閉塞感と呪文の様に流れるショーケンの歌。
音楽もまた素晴らしく演技している人達のナチュラルさ。
居場所を探すそれぞれの人間達の物語。
伏線の張り方も良く何だかドキドキさせられる。
一人も器用な人間が出て来ない不器用な人間達の各々の余りにも純粋な選択。
流石の名作に唸る事暫し。
そしてショーケンは何て格好良いのだろう。
変な時間に起きてしまったあたくしは独りショーケン映画祭の最中。
男の色気ってこういう事なんだな。