気晴らしに映画だ!その②幕末太陽傳
川島雄三のこれまた傑作
フランキー堺が品川遊廓のセットを縦横無尽に走り回る姿の美しい事……羽織を投げて腕を通すあの技はフランキー堺のアドリブであったと言う。
落語の居残り佐平次をベースに品川心中+お見立てなどの落語をミックスし見事な喜劇になっているのだが随所に見え隠れするフランキー堺に忍びよる死の影………明るく愉しい雰囲気でありながら何だか影がある。
この映画を観に行って俺は川島雄三を知り 後にしとやかな獣に出会う。
再度見返して難しい役をこなすフランキー堺に痺れ脇役一人一人の生き生きしたキャラクターにもまたもや痺れる。
やっぱ面白だわ。
川島雄三の本 本当に探して買わなきゃいかんのう……洲崎パラダイス 赤信号の男女の機微も凄い良いんだよなあ……これはまた今度。