映画とは何ぞや? | スキップカウズ・イマヤスオフィシャルブログ『イマヤスの「モンデバイソン」』by Ameba

映画とは何ぞや?

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町山智浩 ブレードランナーの未来世紀



今ちょこちょこ読んでいるが矢張ムムム……凄え本である。


前作 映画の見方がわかる本に痺れた俺。

難解と言われるキューブリックの2001年宇宙の旅を完全に中身をわかりやすく詳細に説明してあったりアメリカンニューシネマから所謂ハッピーエンディングなハリウッド映画への移行(1968~1978製作のアメリカ映画)についてこれまた非常にわかりやすく書いてあり……しかも読みやすく…且つタメになるという名著に完全にドップリと影響を受けた俺。



この本はその続編。


取り上げている映画も相当偏っているのだがそこがまた堪らない。

今回は80年代のハリウッドから締め出された監督達の異様な映画ばかりにスポットをあてて………のこの本。


ビデオドローム、ブレードランナー、イレイザーヘッド、ブルーベルベット、未来世紀ブラジル、ターミネータ-、ロボコップ……意外なとこでグレムリンとか。



まだ全部読んでないのだがページをめくる度に深い溜め息……嗚呼なるほど!と感動。

この町山さんは昔俺が毎月熟読していた宝島の元編集者さんなのできっと俺はこの人がこの映画を見ろ!!と書いていた映画をよく観ていた。だからより一層この本が面白いのかもしれない。



またこの本に出てくる映画を見返したくなってきたな――!



しかし映画ってこういう風に観るんだ?!こういう意図でこのシーンなんだ?!子供向けだと思っていたらこんな毒の隠された作品だったんだ?!という驚きを毎回させて頂けるこの本。



ほぼ映画評論の本って独りよがりでつまんねえ……が多いけどこの人の本はハズレ無し。

今日も家帰って続き読むのが楽しみだ!