また出た！新バージョン！
時刻は夕方1845過ぎ……生憎の軽いラッシュ。
ついてねえべな…しかしこのラッシュも久々だべ…何だか感慨深い佐藤さん。
プルルル―――！お馴染みの発車音……駅員のアナウンス。
ドアしばりば――。
佐藤さんは想ふ……何故？JR職員のアナウンスは濁るのだろう？しかしこれも伝統芸なんだべな……佐藤さんはドア入口付近に立ち発車を待つ。
ドアがまさに締まるその瞬間！一人の男が恐ろしい勢いで階段を駆け降りて来る！彼の名はベンフランク（41歳）大事な商談に間に合うかの瀬戸際なのだ！この商談をまとめない事にはベンの会社は窮地に陥る……ベンは走った……駅員のどあしばりばの後の警笛が鳴る……ベンは猛スピードで上半身を無理矢理閉まりかけのドアへ押し込む！！
ガツンン―――ベンは無事に乗り込んだものの前を良く見て居なかった為に佐藤さんのボディに頭から突っ込んでしまう………腹を押さえ痛そうなトバッチリを受ける佐藤さん。
ソーリ―！ひたすら頭を下げるベン！！しかしベンは日本語がまだ上手くない。只ひたすらにソーリーを繰り返す……
俺は総理でねえ！腹を押さえた佐藤さん………
危な過ぎだべ！！
思わず突っ込み文句を言う佐藤さん。
しかしながら相手は外人、佐藤さんは英語が出来ない………
ホワット？ベンは謝りつつ相手の一言一言をうなづきつつキチンと聞こうとする………
だあかあらあ―佐藤さんは何故か日本語でもゆっくり言えば伝わる気がして一文字ずつしっかりと区切って伝えようとする。
あ・ぶ・な・す・ぎ！
ホワット？
だあかあらあ―
あ・ぶ・な……流石！天才佐藤ここで気付く！
あぶナスぎ！これだ！
突如笑顔になりベンに抱擁する佐藤さん。
わからないながら抱擁しかえすベン。
この二人はまだ知らなかった……世界に羽ばたく駄洒落をこの二人が考え出し野菜駄洒落が二人の運命を大きく変える事を…………？！
と移動中に長々妄想した。今日はDJ＋遠藤くんとのフォークユニット毒林檎で下北沢クラブQUEにてライブ！
色々考えてはいたがもう本番。お初の事があるのは何だか緊張もするがワクワクする！しかも意外に出番多いし！と言う訳で下北沢へ向かうあたくし。