幻想＋神秘＋シュール＋怪談
この噛みそうなタイトルの映画。
まあとにかくシュールで内容を追っかける様な映画では無い。映像と空気感、舞台が何処なのかもわからなくなる様な……ある種の怪談映画。
原作は夏目漱石の弟子にして貧乏な奇人振りも有名な内田百聞（うちだひゃっけん）ちなみに聞で間に合わしたのですがけんの文字は携帯出ないの……本当は耳でなく月が中に入るのですが。
原作はサラサーテの盤っていう短い話で原作もかなりのシュールさでかつ読む度に何だか良く解らない世界につれていかれる様な……まあ不思議な世界。
フェリー二の映画的でもあり最近だと武さんTAKESHI'Sの様でもあり………何か意味を追求してはいけない映画。
こういう映画観ながら部屋で酒飲みながらただ画面眺めたりする時間が好きだ。
よくよく観ていると主要人物は4人くらいで進行していて場面だけがバンバン移行する……すべてが誰かの妄想なのか？！神経衰弱の幻想か？！
とにかく不思議な癖になる不気味さ。
何も考えずに感じる映画。原田芳雄の怪演が凄まじい。
良い意味でとても変な映画。
夢野久作のドグラマグラなんかにも通じる雰囲気。
最近こんなんばっか観てるな俺。