べるばらよりばるぼら | スキップカウズ・イマヤスオフィシャルブログ『イマヤスの「モンデバイソン」』by Ameba

べるばらよりばるぼら

080514_2321~01.jpg
昔からずっとのフェイバリット。永遠の先生手塚治虫……亡くなった事が悔やまれてならない偉人。

ブラックジャック、火の鳥、どろろ、バンパイヤ、陽だまりの樹、アドルフに告ぐ←今適当にチョイスした俺の偏った趣味はさておき…この人は超メジャーな部分と超マイナーな相反する2つが独りの人間にキッチリ同居してるのが天才の証明。

小学校の時、あまりに好きで母ちゃんに頼んで銀座のサイン会まで連れて行ってもらったのはいいが、本物を見たらあまりにも緊張し過ぎてサイン会なのにサインして貰わずに只只ジッと見つめていた9歳の夏。



あまりに膨大な作品の数、止まらないアイデア、しかもヒット作も沢山。そして同時に失敗作と自分が言っているものも多い。でもどれが失敗なのか俺にはわからない。漫画の永遠の巨人。


前置き長かったが、この ばるぼら は手塚治虫の中でも異色の物。


新宿駅でゴミのようにうずくまるまるで浮浪者のような女を割と売れている作家が知り合い、不思議な関係が始まる……全体にオカルト的要素もあり暗い感じなんだけど変にカラッとした明るさもあったりして。新宿で拾ったフーテンのようなばるぼらは実は魔女の一族で芸術を司るミューズで……………と本当に面白い異色作。

今確か角川で文庫になってるはず。

手塚作品は酒飲んで語ると涙が出て来る程好き。アトムはハマらなかったけど。ちょっと偏ったファンだけど…


これまたやっぱり読めば良いのに。