知らない公園へ行きたい | 37歳…こんな自分と向き合う詩
アスファルトの中急に現れた砂の地面
無機質な
遊具の少ない
寂しげな公園
天気は曇り空でいい
人気は少なく
元気のないベンチが
私を迎えいれてくれると嬉しい
電車から見える景色は
ひしめきあった家が
今にも悲鳴をあげそうで
私みたい
ここが嫌なわけじゃない
ただ少し窮屈なだけ
ここから動いてはいけないなんて
誰からも言われてないのに
そこに落ち着いて満足している自分を見ているようだ
癒しなんて必要ない
ただ同じような似たものがほしい
こんな日は
知らない
行ったこともない公園へ行きたい