【死とは、人がエネルギーを渡す
        尊い瞬間である】




先の連休中に、夫の父が亡くなった。



夫は、料理人になる時に
「この道に入るということは
  親の死に目には会えないだろう」
という覚悟を決め、
両親にもそう告げて、
この道に入ったと聞いていた。


今の時代、そんな覚悟を持って
仕事をする人は少ないかもしれないが。


昨年、義父の調子が何度か悪くなった時にも
本人に「死ぬ時は、月曜日に死んでくれ」と
半分冗談、半分本気で言っていたそうだ。
(死に目に会いたいから、
料理を食べに来てくださる方を
断りたくないからだろう)



そして、その時は訪れた。


人は、自我や顕在意識では
自覚していないかもしれないが、
旅立つ時間や場所、関わる人等、全て
自らの死をプロデュースするという。


4月29日。月曜日だった。


連休中で店の予約はいっぱいだったが、
ちょうど店の仕込みが終わる時間に
「お父さんの心臓がとまりました」
と病院から連絡が入った。


急いで向かったが病院に着いた時には
既に義父の意識はなく、

私達が到着するまで一時間もの間
先生が蘇生術を続けてくださっていたけれど
心肺停止状態の為「死亡」だと告げられた。

義母は泣き崩れ、皆が涙していた。


その時。

「まだ、義父の意識やエネルギーは
 身体を離れていない!」

  と伝わって来た。


強くはっきりと、明らかだった。

まだ温もりの残る身体に触れると、
父の生命エネルギーが流れ込んでくる。


急いで、
「お父さんの身体に触ってあげて。
 反応はないけど、まだ意識はあるから
 言葉をかけてあげて。
 今ならまだ伝わる。聴こえる。」

と、皆に手や身体を握らせた。


先生からは、言いづらそうに
「医学的にはもう死亡という事になりますので…」
と何度か言われたが、、、

かまわず、手を握らせ続けた。


心肺が停止してからも脳や他の組織、
細胞の活動はしばらく続き、
全ての機能が停止し完全に死にいたるまでに
数時間はかかることを、知らない人は多い。


事実、義父の身体はずっと暖かいまま。

何より、義父からそう
伝わってくるのだから…


しかし、医学的にも、
見える事しか理解できない家族にとっても
義父は"もう死んだ"状態であり、
義父の意識やエネルギーは感じられて
いないようだった。


今の社会も医療も効率化や利益を重視し、
私達も見えるものだけを信じ、
そしてそれが当たり前だと思っている。


ゆっくり身体に触れて哀しむ間も無く、
エネルギーを感じる余裕もなく
義父の身体といったん離れて
葬儀屋さんに迎えに来ていただく手配をする。


本来、看取りとはもっと自然に
時間をかけて行うものであり、
つい数十年前まではそうだったはずなのだ。


看取りとは、旅立つ人と見送る人の間で
魂のエネルギーの受け渡しをする
場面に立ち合うこと。
命のバトンを子孫へ引き継いでいくこと。


以前は感じられなかったが
今は意識やエネルギーが
わかるようになり、

義父の看取りで確信した。



夫に、今から帰って店を営業するかどうか
念の為確認した。


答えは、もうわかっていたけれど。

準備をして、父を看取り、店を開ける。
すべてのタイミングがギリギリ間に合う。

全て、義父のプロデュースだったと、
義父の意識から伝わってくる。



その後、夫はいつもの通り
きちんと料理を作り、笑顔で接し、

どのお客様にも満足して
帰っていただけたと思う。



告別式が終わった後もすぐに仕事に入り、
連休中は本当に沢山のお客様がきてくださり、
最後まで、完璧にやり遂げた。

私は、そんな夫を誇りに思う。



「俺って一応、
親の死に目に会えたんかな?」
とポツリと言ったので、

「ちゃんと会わせてもらえたやん。
良かったやん。」
と答えた。
 (ていうか、お義父さんの意識
 今もそこにいるし、
 あんたの中にもあるんやけどな〜😂)



息子は、父のエネルギーを受け取った。

妻へ、子へ、孫へ、親族へ。

亡くなってから2日間位かけて
義父の膨大なエネルギーが
皆を包み込んで
降り注がれていたことに私は驚き、
感動した。


神聖としか言いようがない。

それは、とんでもない、
壮大なエネルギーだった。



後に知ったが、瀬戸内寂聴さんは、

「人は旅立つとき、25メートルプールの529杯分の水を瞬時に沸騰させるくらいのエネルギーを、縁ある人に渡していく」

とおっしゃったそうだ。




死は、辛く苦しいもの。哀しいもの。
恐ろしいもの。不幸で忌まわしいもの、穢れ。

そんなイメージを持つ人が多いかもしれない。


でも、私の感じた死は、
そうではなかった。

死は、看取りは、
暖かく、愛に満ちた、喜びの尊い時間だ。


人が遺していくもの。

それは、遺された人に対する
膨大な愛と感謝のエネルギーだとわかった。


私達は、愛に包まれている。


どうか、受け取ってほしい。

心で感じてほしい。


あなたが、受け手が
エネルギーを受け取ろうと

心を開いていなければ、

悲しみやエゴの中で心を閉ざしていれば、

それに気が付けないからだ。


旅立つ人は、自分が生涯かけてためてきた
愛や光のエネルギーを受け渡しして
死にたい、
それに気づいて欲しいと思っている。


死は、マイナスではない。

死は、終わりではない。

ちゃんと触れ、感じる、

エネルギーを充分に受け取るという気持ちで
看取りができれば、

旅立つ人も見送る人も
幸せな最期を
経験することができる。


私は、あの看取りから、
義父とずっと繋がっている。


この物質世界でもう会えないのは寂しいけれど、
繋がっていると感じるから、
悲しみも恐れも執着も
何もない穏やかな世界にいられている。


そう、いつでも感じること、
話すことができる。


本来は、誰もがそうだったし、
そうなれるはずなのだ。




 〜 たなか ともみ 〜


🌍スマイル心理学認定講師

🍀TRT心理セラピスト

👼ベビーコミュニケーション心理学認定講師

🌈オーラリーディング

🧚サイキックヒーリング

🥼イトオテルミー療法 療術師、教育資格者


🍽️本業⇨レストランバー経営🥂





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