久しぶりの今回は、東京のお台場は有名ですが

あまり知られていない横浜の神奈川台場に来ました。



幕末1860年に完成した神奈川台場は、海上警備を目的とした台場で

あの勝海舟が設計し、伊予松山藩が築造しました。

横に長く、羽を広げたコウモリの様な形であったことから

「コウモリ台場」とも呼ばれていたそうです。

1899年にその役割を終え、廃止となりました。



明治30年代の神奈川台場

奥に見えるのが神奈川台場。貴重な写真です。



現在、台場の上には、JR貨物の「東高島駅」になっていますが

周囲には、少しだけ当時の石垣を見る事ができます。


<現在の台場の上>


<当時の石垣>

個人的には、もう少し綺麗に管理して欲しいところです。

東京の様に結構な観光スポットになると思うんだけど



そして、台場への渡道は、今なお地下に埋め立てられているそうです。

ここも、掘り返して史跡としてしっかり残して欲しいところです。



<明治14年〜15年頃>


<現在>


現在では、もう跡形も無いですが、石垣ともう一つだけ名残を感じられる所があります。

それは、公園に残る斜めの形です!




今のテクノロジーを使う事で、数百年前の事も時空を超えて感じられる

歴史散策は本当に楽しいですね。