
6月10日は時の記念日 Wikipediaによると「時間の大切さを尊重する意識を広めるために設けられた。」「『日本書紀』天智天皇十年四月辛卯条(西暦671年6月10日(旧暦4月25日))に、<中略>日本初の時計が鐘を打った日が6月10日であることからこの日となった。」ということである。
私は結婚記念日、この日の前後に年に一度フレンチを夫婦水入らずで食べることにしている。最初の年は結婚したホテルオークラのBelle Epocで今年で13年目になる。
本年はミシュラン三ツ星を獲得したJoel Robuchonに行ってみる。家内の休みが確定しないためあまり早く予約できないのであるが、6月11日に予約をとることができた。
メニューはコース三種類の中からロブションのシグニチャー料理がほぼ網羅できる懐石風のコース(@\36,000)にすることにした。メニューには当日の日付を入れて持ち帰りようにアレンジしてくれる。

当日はWestinがSummitの警備ということで物々しい中、19:00に到着。
結局サービス終了は22:30位だったのでまるまる3時間半、ゆっくりディナーを楽しんだ。内装、接客、料理のペース、料理の温度そしてもちろん味わいも三ツ星だけあって申し分ないものであった。唯一、料理に気を使ってなのかちょっと温度が高めな気がした。
まずはシャンパンで乾杯。
大好きなSalonもあったがボトルになるのでグラスに
Bruno Paillard Blanc de Blanc Reserve Privee

1. Le Caviar Oscietre
オシェトラキャビア 甲殻類のジュレになめらかなカリフラワーのクレーム

最初はロブション風キャビア、キャビアの味を生かした複雑な味わいが口の中に広がる。シャンパンに良く合う。キャビアのつぶつぶの写真をあしらった台で。
2. L'Ouesin
特選生うに3変化
(コーヒーの香るロブション風ピュレと共に・
桜エビの香るフランとフヌイユのヴルーテ・
自家製海藻塩でマリネしてからキュウリと大根のロールにのせて)

特にこのロブション風コーヒーうにはなんともいえぬ絶妙な味をかもし出していた。メレンゲというかクリーミーな泡の食感とうにの濃厚さ、コーヒーの香りがマッチして五感が刺激される素晴らしいものであった。
3. L'Asperge Blanche
ボルドー産 ホワイトアスパラガス 冷たいヴルーテにし、オレンジスュックとパッションフルーツの香りで

この料理も濃厚な味わいもあり、しかしそれをフルーツの酸味が緩和し、さっぱりといただけるようになっている。
4. Les Crustaces旬の甲殻類3変化
(ラングスティーヌのラヴィオリ、キャベツのエチュベと共に・
ブルターニュ産オマールをシロネエルと共にロティ、カリフラワーのスムールにのせ・
オマールのバンスとサフランの香るパールパスタをリゾット仕立てに)

さすが甲殻類で有名はRobuchon氏の料理。オマールエビの素材の素晴らしさもさることながらラングスティーヌのラビオリをエビシュウマイ並みのプリプリさに仕上げる技術は目を見張るものがある。

パンのワゴンも芸術的。スタンダードなバゲットのほかにも青海苔やチーズ、アンチョビをアレンジしたパンはそのままでもワインの友になります。
5.Le Gorgonzola
ゴルゴンゾーラピカンテ ロワイヤル仕立てにし、セージの香る紅玉とトマトコンフィと共に

ちょうどいい温度で出されるこの料理は、濃厚なゴルゴンゾーラも感じられ、ピスタチオの焼かれたスライスが食感をまとめていた。
6. La Seiche "Aori-ika"
大分県産アオリイカ プランチャでサッと焼き、タプナードソースとズッキーニの素揚げを添えて

身の厚い大分産のアオリイカを片側だけ焼いて出しているが、香ばしさに加え火が通り過ぎていない食感が味わえた。てんぷらみかわで早乙女さんが揚げる芸術的ないかのてんぷらを思い出す。
7. Le Kinki
宮城県産キンキ ピスタチオバターをのせて焼き、アーティチョークのナージュで

アーティチョークは本来”えぐみ”の強い野菜であるが、周りを揚げ、真ん中の部分をうまく処理することで繊細なキンキにあわせられる風に仕上げてある。
8. Le Bar
山口県萩直送スズキ 五香粉の香りと共にポワレし、ペルジュ風味の赤ワインソース

私はスズキが大好きである。食材の持つうまみを損ねず上手く引き出し、また、皮だけを味付けパリパリに仕上げるのは並み大抵の技術ではないと思う。うまい!
9. Le Boeuf
特選和牛 グリエにし、黒コショウのクリスタリーヌ、本シメジのペニエ、レフォール入りマスタード添え

唯一、写真を撮る前に口をつけてしまった料理である。付けあわせとのコンビネーションがGOOD!
10. Les Racines Maraicheres
旬の根野菜 優しくミトネし、モロッコ産アロガンオイルの香るクスクスと共に

料理の最後に温野菜が出てきて、胃や口の中をリフレッシュ。本来はこの後チーズをいただくのに丁度いいのであろうが、パンを食べすぎたので残念ながらパスしました。
11. Le Raisin
巨峰のジュレ コクリコ風味のグラニテと共に

12. Le Cersis
スリーズ カカオのスフレグラッセにレ・ダマンドのグラスを添えて

デザートも旬を逃さず甘すぎず、熱すぎず、冷たすぎずの状態でサーブされる。
特に巨峰のジュレは10倍ぐらいあっても食べれたような気がするくらいおいしかった。

プティフールのワゴン。私は我慢したが家内は3種類選択し、あっという間に平らげていた。

お口直しのMERCI飴。フランス風金太郎飴。最後まで印象に残る演出が待っていました。

結婚記念日のスペシャルチョコレートとともに。
大変おいしゅうございました。
