最近「クロスメディア」という言葉がよく使われているが、使っている人により、大分意味合いが違うのではないかと思っている。

例えば電通ではクロスイッチ 電通クロスメディアコミュニケーションWEBで以下のように定義している。

クロスメディア「複数のメディアをクロスさせて展開すること」という意味で使用される場合もあるが、電通では以下のように定義している。
「ターゲットを動かすためのシナリオ(導線)づくり」。
すなわち、「ターゲットインサイトやメディアインサイトに基づいて、広さ(リーチ&フリークエンシー)と深さ(関与が高まる度合い)を考えたコミュニケーションのシナリオ(導線)を、複数のコンタクトポイントを効果的に掛け合わせ作ること」。
IMCの中で、特にコンタクトポイントを掛け合わせた仕掛けに着目したプランニング手法のこと。


一方、博報堂もクロスメディア施策を強化している。
博報堂DYグループ、クロスメディアビジネスセンター設置

放送と携帯電話を連携させたクロスメディア広告,インタースパイアと博報堂DYが開発

博報堂DYメディアパートナーズ、クロスメディア型広告の効果測定を低コストで行う新手法を開発


IT用語辞典バイナリの定義は以下である。

クロスメディア
【英】Crossmedia
クロスメディアとは、ある情報について、文字や音、あるいは手紙や電子文書などの、様々な表現媒体(メディア)を用いて表現することである。

多様なメディアを用いて表現することは一般にマルチメディアと呼ばれる。クロスメディアは、多様な表現媒体を駆使して一層効果的な伝達を行うという積極的な意味が含まれているという点において、マルチメディアとは区別される。そのためしばしば「マルチメディアが加算的なら、クロスメディアは乗算的である」と言われる。

ある単一の情報であっても、複数のメディアによって伝達することで、それぞれのメディアが持つ長所と短所が相互に補い合って相乗的な効果を期待することが可能である。例えば広告を配信する場合、街頭で手に取りやすい紙媒体で用意しておき、その紙広告にWebサイトへのアドレスやQRコードを記載しておけば、興味を持った人がインターネットから簡単にアクセスできる。紙媒体からインターネットへ繋がるクロスメディア構造を用意しておくことで、紙媒体だけでは表現しきれない即時性や情報の広がりをもった情報が伝達可能となる。

クロスメディアは、情報の表現形式、とりわけマーケティング戦略上有効な表現形式として評価され始めている。


私が常々クロスメディアの定義が狭義過ぎると思っています。「メディア」という範疇を出ていないので、相乗効果の分析が足りないのではないかと思っています。

消費者目線で考えると、目にすること・話題にすることはメディアだけではないはずで、いわゆるメディアを狭義に捉えると、コミュニケーション設計で上手く行かないケースがあると思う。尺度としてもリーチとフリークエンシーや関与の深さだけでは不十分であろう。ではいったい何が必要なのか?ぼんやりと答えは見えてきた気がする。来年くらいにはなにか体系だてて話すことが可能かもしれない。。。。。