
7月も中盤に差し掛かり、都内の最高気温は35度を超え、冷房のないたっくんパパのPFジェミニは、さながら走るキャンプファイアーです。
しかも、左フロントのドアガラスを開けることができず、いかに灼熱の夏日になろうとも、風通しさえ悪いまま走行せざるを得ません。
なにゆえ、左フロントのドアガラスを開けることができないのか?
それは、ドアガラスを少しでも開けると、走行中は常に「カタカタ」「カカカカ」と、しかもかなり大きな音量で、「このままではガラスが割れるのではないか?」という異音がするためです。
昨年のゴールデンウィークに、一度、対策を試みましたが、うまくいきませんでした。
その後、識者の方からアドバイスを頂き、どうやらガイドレールに嵌るランチャンネル(レールとガラスの緩衝材となる、ゴムのスライドレール)という部品が脱落しており、これを修正すべきであることを知りました。
そして、昨年の夏場にはすでに新品の部品も用意していたのですが、作業が面倒で先延ばしを繰り返していました。
しかし、ここにきて、キャンプファイアーの暑さにガマンできない同乗者が禁を破ってガラスを開けてしまうため、段差を乗り越えるたびに「ガララン!」と、ガラスが割れるのも時間の問題となってきました。
そこで、ようやく重い腰を上げて、脱落したと思われる本来の部品を取り付けることにしました。

まず、夏場の車内の、作業環境を整えることにします。
扇風機は、蚊よけの効果も期待できます。

ドアの内張りを剥がすのは、はたして何回めになるのか?覚えていないくらいです。
左フロントドアはガラス異音のトラブルシュートのために、右フロントドアは、ガラスが落ちたりして、まあ旧車なりの苦労をさせてもらっています。

今回の作業では残念なことに、スピーカーグリルのネジ穴部分が「ポロッ」と、あっけなく欠損してしまいました。
84年式のPFジェミニ、34年分の加水分解に贖うことはできませんでした。

奥に上下に走るレール状の部品が見えますが、金属むき出し状態です。
うっかり触ると指が切れそうで、ガラスが「カタカタ」鳴るのもうなずけます。
本来であれば、ガラスとの間にランチャンネルという緩衝材が存在します。

ドアの内側底部をまさぐると、それらしい物体がありました。
これは前部ガイドレールのランチャンネルのようです。


後ろの物もありました。

新品の部品も用意していましたが、もともと付いていた部品もなんとか使えそうでしたので、再利用します。
・・・しかし、実際に前後のランチャンネルを取り付けてみると、カタカタ音は解消するものの、今度はガラスを下げる際の、レギュレータハンドルの操作が非常に重くなってしまい、うまくいきません。
以前、カタカタ音解消のため、ガイドレールをプライヤーで挟んでレールの幅を狭める対策をしましたが、ランチャンネルを取り付けるために、レールの幅を元に戻そうと、再びプライヤーで挟んだりひねったりしました。
そのため、レールが歪んでしまい、ガラスがスムースに下がらなくなってしまったようです。
いろいろ試行錯誤しましたがうまくいかず、やむを得ずガイドレールそのものの固定を緩めようと考え、レールの構造をよく観察してみると、どうやらレールを留めているボルトやネジの締め具合で、ある程度の調整ができるようです。

前側のガイドレールの取り付けボルトです。

これらのボルトやネジをフリーにしてガラスを下げ、その状態でボルト・ネジを固定することで、ガラスも無事、上下できるようになりました。
これでようやく、カタカタ音を気にせずにガラスを開けることができ、キャンプファイアーからも卒業できそうです。




























































