キールスタジアム!
6万人の観客で、満員だ!
敵は、現在、ブンデスリーガ1位の、バイエルン・ミュンヘン!
肉体的な、男ばかりだ!
ケッ!
対して、京太郎・透華チーム。
俺、透華、俺1号~俺9号。
もちろん、俺の、軽微な分身だ!
キックオフ!
・・
試合終了!
スィープ(一方的勝利)!
もちろん、勝ったのは、俺たちだ!
32-0。
これは、サッカーが発案されて以来、なかったハズの
いや、なかった点差である!
スポーツの点差は、競技によって異なる。
一番、肉体能力の差が、モロに出るのが、ラグビーである!
150点差とか、普通にある。
点差が、つきにくいのは、野球だろう。
10点、入るゲームなんて、年間でも数ゲームしかない。
サッカーは、その中間、というか、かなーり野球よりだ。
10点どころか、5点さえ、厳しい。
それなのに、32-0。
カスである!
バイエルンなんちゃらの選手たちは、勝手に発狂している。
俺たちは、華麗に、スタジアムを後にした。
・・
フッフッフーン♪
もう、終わったよね?
ええ!
あいつら、前にキールにきたとき、高級レストランで
メニューを全然、出さないわ、日本人が来た!日本人の癖に!
とか、気分悪かったのよ!
でも、これで、スッキリ爽やか!
やったわね!
うん!
・・
雪の舞うアウトバーンを、ポルシェカレラは、次の街へと
疾走している!
野球やれば、よかったのに。
アスカ!キール!その2!