光啓side


宇野が泣きそうになりながら俺たちに
さよならって言ったあの日から



西島はやつれてどんどん痩せていった。
目の下のクマも日に日に酷くなっていく




西島の中で宇野はすっごく大きくて
宇野がいないとこんな姿になってしまう。


同じクラスすぐ話しかけられる距離にいるのに
どこか遠くて、俺たちと宇野の間には



冷たく大きな壁ができたよう。

宇野はとにかく俺たちを避けていて
話しかけようにも休み時間にはいなくなる。






俺らはどこで何をまちがえた?…



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