色のついた皮膚 | 今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

詩唄いが、伝説の「猿の種」を探す,旅の途中に綴る詩
~ノーフューチャーな森へ好んで、歩み出す~

作り上げられた 空腹に 泣いている

まだ来ない 夕暮れに 苛立っている

必要なだけの 吐息が 見つけられない

走る分だけの 虚しさを 知らない

色のついた 履歴を 吐き出して

無造作に置かれた 千円札を探す 旅

ちっぽけな部屋の隅の ジャングル

米粒の灰 時折 冷蔵庫の罵る唄

野菜の行水 シャープペンシルの就職

昨夜までの 価値観の連行

火曜日までの 道しるべ

生きているだけで 傷つけられた皮膚

死んでいく 運命の中で 恥じようとする皮膚

蝕まれていく 現実の中で

タバコの煙が 馴染むように

歩幅を合わせようとする ボク




にほんブログ村 ポエムブログ 自作詩・自作ポエムへ
にほんブログ村