琵琶と乞食 | 今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

詩唄いが、伝説の「猿の種」を探す,旅の途中に綴る詩
~ノーフューチャーな森へ好んで、歩み出す~

琵琶と乞食


風と綿毛の間で キャッチボールを


リングを奪われたボクサーは


荒れ狂いながらも 木材の屑の中で眠る


琵琶と乞食


憂鬱を造っていく 塗り絵のような物語


パラシュートの花びらを 吐き出しては


曇り空を眺めながら 唄うのだろう


琵琶と乞食


顕微鏡に挟まれている 光と現実の方へ


琵琶と乞食 


気が付かぬまま コンクリートの様な感情へ


琵琶と乞食


犬の王は犬


琵琶と乞食


今は亡き 母の乳房を捜すように




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