フォークソング | 今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

詩唄いが、伝説の「猿の種」を探す,旅の途中に綴る詩
~ノーフューチャーな森へ好んで、歩み出す~

森の発射台から


戦場のはりつけ台から


ぜんまいの切れた感情


トマトを起点に廻ろう


即席の風車を眺めながら


自転車で向かう 夕立の日に


袴から すり落ちる ネズミの大群


自由を齧る 未完成の結末に


長く生きた 人々の老廃物に敬意を払う


金で買われた涙と 腫れた扁桃腺に浸かって眠る


花束の冠と 象牙のリングの偽造


キリストと太陽を 殺したものを憎む


ロバ達が生まれた 小屋からフォークソングが垂れ流れる


恥ずかしがり屋の ジュークボックスは時を越えて 埃まみれ


誰からも忘れられて ミュータントの死に憧れを持つ





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