鉛筆 | 今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

詩唄いが、伝説の「猿の種」を探す,旅の途中に綴る詩
~ノーフューチャーな森へ好んで、歩み出す~

フォカッチャの島 水分の吸収


皿の半分以上は 絵具に占領される


ピスタチオから はみ出る左足


削ぎ落とされた 鉛筆の死骸と バラの花びら


表現できない輝きの 朝日にアクビだけの鼻歌


公園で死ぬる夢 映画館で果てる夢


繋ぎ止められたアクリルに 閉じ込められた感情


ビスケットの音符 怠惰の葉っぱ 


散文的な ししゃもの求愛 自然なる横目


キャラメルともめる奥歯 放置のライス


扱いにくい優しさで 平和の扉を


孤独の地球で 毛布を探す旅


価値の無い 札束が舞う夜


手招きをする ポケットの裏地



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