生存者ナシ | 今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

詩唄いが、伝説の「猿の種」を探す,旅の途中に綴る詩
~ノーフューチャーな森へ好んで、歩み出す~

黒い自転車が 電車のように 通り過ぎる


曖昧な会話 未知の砂浜を


嵐の吹き荒れる海辺を アナタと 走りたい


草むらに 隠れていても スタート音は無く


電灯さえも 灯らず ガラスの割れる 音だけ


快楽のノイズ 街は 凍りついていく


愛が果てる 緑が果てる


鶴が果てる 亀が果てる


裸の 水槽で ギョーザが 膨れていく瞬間


後退し続けるもの 生存者はナシ


怪鳥のように 鮮やかな いろどり


横浜辺りまで 喰らい付いてみても 生存者はナシ


森の重なる 民家に 一つの希望を 覚えた


何重にも奪われる 睡眠に 匿名希望の唄


異臭のハーレムで ロールプレイングの人生


螺旋階段で 地獄の息抜き


うわべだけの 友情に 生存者はナシ


食卓の上に 広がる 小さなジャングル


時間を 逆算してみても 生存者はナシ


死ぬる前にでも オレはヘルシー。


後は 溺れて行くだけ





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