半分 | 今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

詩唄いが、伝説の「猿の種」を探す,旅の途中に綴る詩
~ノーフューチャーな森へ好んで、歩み出す~

アリの足跡を 追っかけていたら


一日が 終わってしまっていた


Tシャツの 半分が 壊れてしまっていた


身体の 半分が 溶けてしまっていた


心の 半分が 透けてしまっていた


老舗の プディングを


楽しく 召し上がってみた


街角では バラを持った 少年が


羨ましそうに それを 眺めていた


夢の キセキを 追っかけていたら


人生が 終わってしまっていた


英語の 半分が 消えてしまっていた


地球の 半分が 忘れてしまっていた


頭の 半分が 開いてしまっていた


自宅の シャンプーを


外へ 撒き散らしてみた


国道では 牛を持った 少女が


悲しそうに それを 見つめていた


力の 半分が 浮いてしまっていた


季節の 半分が 遠ざかってしまっていた


友情の 半分が 意味を無くしてしまっていた




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