空席 | 今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

詩唄いが、伝説の「猿の種」を探す,旅の途中に綴る詩
~ノーフューチャーな森へ好んで、歩み出す~

誰かが 座った 空席


誰かが 忘れた 空席


誰かが いじけた 空席


誰かが はじけた 空席


誰かが 笑った 空席


誰かが 泣いた 空席


誰かが 挑んだ 空席


誰かが 残した 空席


誰かが 始めた 空席


誰かが 愛した 空席


その間にも 殺戮が 繰り返される


その間にも 戦慄が 繰り返される


その間にも 涙が こぼれ落ちる


誰かが 座った 空席


誰かが 忘れた 空席


誰かが いじけた 空席


誰かが はじけた 空席


誰かが 笑った 空席


誰かが 泣いた 空席


誰かが 挑んだ 空席


誰かが 残した 空席


誰かが 始めた 空席


誰かが 愛した 空席


その間にも スーパーマーケットが 繰り返される


その間にも マクドナルドが 繰り返される


その間にも リスクが 泳ぎ回る


やさしい詩 うたったらね


やさしい詩 うたったらね


現実が また 滅びたよ


街には そよ風が 吹いていて


空には 星が 輝いていて


屋根には まぼろしが 溢れていて







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