こんにちわ!今永晃博です。
実は僕は「センスがいいですね」と言っていただけることがあります。
もちろん嬉しい言葉ですが、僕自身はその評価を“感覚の良さ”だけで受け取ってはいません。
むしろ、そう見えるデザインほど、裏側ではかなり地道に考えています。
整って見えるものほど、感覚より先に理由がある。僕はそう思っています。
たとえば余白の取り方ひとつにも意図があります。
どこに視線を止めたいのか、どこで呼吸してもらいたいのか、どの順番で情報を受け取ると自然か。
色も、文字も、配置も、なんとなく置いているものはほとんどありません。
感覚的に心地よく見えるものほど、実際はかなり論理的に組み立てています。
その設計が自然に見えるからこそ、「センスがいい」に変わるのだと思います。
デザインは派手さを足す仕事ではなく、違和感を減らす仕事だと感じています。
見た瞬間に理解できること、迷わず読めること、気持ちよく伝わること。
その自然さをつくるために、目立たない部分ほど丁寧に整えていく。
そうすると見る人は無意識のうちに“心地いい”と感じてくれる。
その感覚の正体が、たぶん「センスがいい」の中身です。
感性はもちろん大切です。
でも、それだけでは再現できません。
なぜ伝わるのか、なぜ心地いいのかを言語化し、設計し、何度も整える。
その積み重ねが結果として“センス”に見えているだけなんだと思います。
だから僕は今日も、感覚の奥にある理由を、ひとつずつ丁寧に整えています。