会場は、住友生命いずみホール 立派なコンサートホールです。
初めて行きました。
クラシック音楽専用のホールと銘打って建設されているので、今回のポピュラーコンサートは異質な世界なのでしょうね。
客電がシャンデリア形式で、素晴らしい雰囲気でした。
音響の響きもよいですね。ポピュラーコンサートでは、PAを使うので、ホールの音響特性は、あまり意識することはないのです。
ところが、今回のライブでは、クラシック系の音楽については、PAを使わずに生音のみでの演奏であったので、ホールの響きを体験できました。
とても気持ちのいいものでした。バルトークとかラヴェルは、あまりなじみがなかったのですが、楽しめました。
今回のコンサートでは、当日チラシが配布され、セットリストが開演前からわかるというこれまでにない趣向でした。サラさん曰くセットリストを事前に発表しすれば、MCが多すぎて、音楽が減ってしまう恐れがあるので、このような対策をしたとのことです。


ピアノの田中菜緒子さん、8月は体調を崩していたそうですが、今日のコンサートでは、絶好調。素晴らしいピアニストです。スタインウェイピアノとは思えないようなソフトな響きでしたね。さらに、コーラスも担当するので主催者にとっては、ありがたい存在でしょうね。福岡県ご出身ということで今日は、ソフトバンクホークスがマジック1だったので、ちょっとドキドキされていたかな。
ピアノを弾いた後に舞台の奥で移動してハープシコード(ホールの所蔵楽器の説明ではチェンバロで、私には区別はつきません)を弾いていました。鍵盤のタッチは全く違うでしょうけど、いい響きで弾いてらっしゃいました。
サラさんのオープニングの衣装は、とてももっこりしたピンクのドレスで、楽器の間を移動したり座るときに苦労されていましたね。バイオリンのPA用のコードも捌きを気にされていました。
もう一人のゲストのおかんp/藤田晴美さん、とても起用な方で作曲や歌唱、ピアノ演奏と何でもされるようで、youtubeに数多くアップされているそうなので、リサーチしないといけないです。今日の衣装は、きれいなドレスを用意していたのに、youtube での衣装がいいと、サラさんの要望で、今日急に衣装の変更をしたそうです。
サラさんは、まあとにかくいい声をしていて音域も広いので、どんな歌にも対応できるから、安心して聴いていられるというのが、サラさんのコンサートの特徴です。
第2幕では、衣装が和服の形式をした洋服という衣装でした。
アンコールでは、突如会場の横の出入り口から登場され間近で銀河鉄道999のメーテルを見ることができました。ラッキーでした。通路に面した席だったので、本当に間近でした。
アンコールがダブルでの構成で、最後には、またオープニングの衣装でご登場。衣装替えのバックヤードでは大変なことだったでしょうね。
アンコールのセットリストが通し番号で記載されているので、とても分かりやすいです。
開演前に配布されたセットリストの???の楽曲もアンコールセットリストに記載されています。

最後に上手、下手、中央で深々と結構長めの時間でお辞儀をされていて、いろいろ思うところがあったのでしょうね。
ゲーム音楽は、あまりなじみがないのですが、ご本人曰く、「ゲーム音楽がなかったら今の私はない」というくらい、ゲーム音楽を大切にされていますね。
最後のトゥーランドットの「(ネッスンドルマ)誰も寝てはならぬ」も生歌唱で素晴らしかったです。
ピアノの反響板を全開にしている状態で歌唱の声量が負けていないですから、やはり素晴らしいです。
会場内の様子はこちらの X 投稿が雰囲気をよく表しています。
https://x.com/SarahAlainn/status/1971946504723263674
