かなしいできごと
今日、かなしい出来事がありました。
金魚8匹のうち、白点病で治療していた1匹のでめきんが亡くなりました。
夕方、外で元気に遊んで帰ってきて水槽を見ると、すでに体を横たえて息をひきとっていました。
最初に見つけたのは僕です。
少し迷ったけれど、すぐに子供たちにも伝えました。
水槽を見に来る子供たち。
上の子は水槽をこんこんたたいています。
ほんとに死んでしまったのか信じられない様子。
昨日まではえさもちゃんと食べていましたからね・・・
しばらくたたいてみて、「・・・うごかない・・・」と悲しそうにつぶやきました。
先日お話したように、この金魚は近所の大学の学園祭ですくって(もらって)きたものです。
子供たちがほしいと言ったので、お世話は子供たちにさせています。
えさは近くのアクアショップで買ってきたのですが、間違えて粒が大きいものを選んでしまいました。
そのため、そのままでは金魚たちが食べることができず、細かくつぶしてからあげています。
こんな風に子供たちは毎日いっしょうけんめいに細かくしてあげています。
もちろん、でめきんさんにもこうしてあげていました。
8匹の金魚のうち、最初の数日で3匹に白点病を見つけて隔離・治療していました。
そのうち2匹は無事に治ってみんなと同じ水槽内で泳いでいます。
なかなか治らなかったでめきんさん。
昨日もこどもたちは寝る前のねむい時間に掃除と水替えをしてあげていました。
協力して水替えをする子供たち。
はやくよくなってね、って言ってたのに・・・。
死んでいるのを見つけたとき、「金魚すくいの金魚だしな・・・」という冷静なあきらめの気持ちがありました。
でもかなしくて抱きついてくる子供たちを抱きしめて気持ちが変わりました。
上の子を抱きしめていると、悲しみがじんわり伝わってきました。
そして悲しくなっていく自分に驚きました。
くっついていると心と心がつながるんですね。
「ぼくがわるかったのかな。ちゃんと見てあげてなかったかも・・・。」
そう言う下の子の悲しみはさらに強くて、心の中いっぱいに広がって涙が出そうになりました。
死んでしまったでめきんさんは、みんなで庭に埋めてあげました。
一番お世話をしていた上の子が土の中にでめきんさんを入れてあげます。
ちょうど庭にはオレンジ色のバラが咲いているので、4つとってひとりひとつずつおそなえしました。
心なしか他の金魚たちもうつむき加減。
なんとなく伝わるのかな。
でめきんさん、どうぞ安らかに ゚・:,。☆