犬や猫のがん抗原ワクチン療法 | いまもとしげきのブログ

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第66回 全日本社会人ボクシング選手権 ヘビー級 優勝
平成26年度 神戸市スポーツ表彰
平成26年度 兵庫県スポーツ優秀選手
獣医師・防災士・大学非常勤講師・日本サッカー協会公認D級コーチ

犬や猫の腫瘍に対して、がん抗原を実施していますけど、

 

明日から当院(新庄動物病院)は、3連休なんですね。

 

ってことで、細胞のお部屋にこもっております。

 

 

ほい。こんな感じ。

 

深夜2:00から細胞をいじりだしました。

 

何を作るかといえば、ここからがん抗原を取り出して、がんワクチンを作成します。

 

まずは下処理で3時間。

 

その後1時間ちょっと。

 

特殊な機材も多く使うので、揃えるのは結構かかりました。

 

これで作ったがん抗原ワクチンを接種していくわけです。

 

ただし、免疫療法って、効果的に働くのは20%程度です。

 

腫瘍摘出後の再発防止という意味の方がずっと高いのかもしれません。

 

再発防止に関しては、

80%以上の効果があるんじゃないかというデータも見かけました。
 
特に乳腺腫瘍の手術後の再発率は明らかに低下しています。
 
まぁ、低下しているけど、0ではないんです。
 
しかし、何もしないよりも1クールだけやってみる?ってのもいいかもしれません。
 
今後、こういったデータを出せたらと思っています。
 
さて、間もなく3:30、下処理の作業をまた続けます。
 
静かな中で、細胞と会話をしながら未来を夢見ています。
 
47歳なんだけど、すごく、こういうのワクワクするんです。