もう、獣医師になってまもなく20年。
まぁ、ずっとこんなことやってるんですけど、奥が深いっす。
それと同時に、獣医師のペーペーの時から診察していた子達が高齢で亡くなっていくんです。
もう、寂しいんですよ。
ペットホテルに来たらコッソリ携帯で写真とか撮ったりしてて、
あぁ、かわいいなぁとか、夜中に会いに行ったりしてね。
入院してたら、夜中に、、、
え?生きてる?とかツンツンやって迷惑がられてしまうとか・・・。
もう46のえぇおっさんが、他人の猫がスリスリしてくるので、こっちもスリスリしてて
そう、なんと、僕は、猫アレルギーだったんです。
それで、あとで、思いっきりくしゃみが止まらないとか・・・。
平均寿命の半分を生きたのに、
アホなことばっかりしてるんです。
「先生、楽しそうですね。」
ってよく言われます。
そうですね、楽しそうです。そう見えますね。
しかし、皆様が見ているよりも、3倍は、人生をエンジョイしてます。
自分が幸せでもないのに、人に幸せなんか与えられヘんぞ!
と、昔、えらい先生が酒飲んで行ってたのを今でも忘れられません。でも、誰が言ってたかは、忘れてます。
気にしないです。
やってて幸せなこと、楽しいことって、やっぱり追求したいじゃないっすか・・・。
ほら、ゲームでも、徹底してやるタイプですから。僕。
なので、獣医学も同じです。
今日は、入院さんがいるので、病院でお泊まり。
そして、朝までお勉強。
病気の子を預かってる間、特に変化がなければ暇なので、、、、こういう時を使ってお勉強。
このお勉強が命を救うと思ったら、スゴくないっすか?
そして、どんどん人類は、複雑な生命のメカニズムを解明しています。
がんばれ!みんな!
そういうテンションで、夜が明けていこうとしております。
そして、徹夜明けのテンションで、今日も元気だ!と、知らん顔して診療しています。
あ、今日は、このインチキ臭い院長、よく話すなぁ、、、、と思ったら睡眠時間がほとんどなくて、脳が寝てない状態のまま朝を迎えているんだと思っていただいてけっこうです。
ただ、1度
「先生、飲んでんの?」
と言われたときは、ショックでした。(大事に育てないと、この院長は死にます。)
飲んだらもっとしゃべるで!
あ、そろそろ、マジメにお勉強します。
誰かを助けるために。。。。。
私の仕事は、寿命まで生かすことだと思ってます。
健康寿命を延ばすのも仕事かな?と。
んで、最後亡くなられたあとで、飼い主さんがご挨拶に来てくださることがほんとに多いです。
その時に
「寿命まで、大切にしてあげたんだと、むしろ、○○ちゃんに感謝されてもいいくらいですよ。」
と、飼い主さんに言ってます。
「いやいや、先生のおかげです。」
なんてもったいない言葉、、、、うれしいっす。
ただね、後で、帰られた後にカルテ見たら、
泣きそうになる!46歳、おっさん、、、、そろそろ涙腺緩いので、心揺さぶらないでください。
ほんと、泣きそうになる。46歳のおっさんは、トイレは我慢できても、涙腺は緩んでます。
大切なので、アンダーラインひいて、そしてテストに出るかもしれないので、2回言いました。
飼い主さんほどではないですけど、我々もいっぱい思い出があります。
いつになっても、誰かがいなくなるのは、寂しいです。
では、、、、そろそろ朝です。
では、また、明日!
と、自然に言える当たり前の幸せをかみしめてます。
では、また、明日!