ペットを取り扱う人に対しての講師を依頼されたので、東京まで行ってました。
前回は北海道での講演で、200人を超える聴衆でした。
今回は、全国のペット関連の代表者さんばかり30人ほどの集まりでした。地域のボスクラスですね。
講演内容はいつも通り遺伝性疾患でした。
実は、メディアでは、遺伝性疾患の蔓延に警鐘を鳴らすものが多いのですけど、
そこでいつも悪者になるのが悪徳ブリーダーです。
まぁ、うちの近所のような劣悪な環境でやっていて苦情いっぱいなところもありますけど、
実際、今回聴衆となった方のところはどこも遺伝性疾患への対策がなされているとのことでした。
セミナー内容は本当に初心者クラス的なものでしたけど、1時間の講演の後、質疑応答も活発で楽しかったです。
これらの集まりは、実は一つの組織なんですよね。
その中では、すでにボーダーコリーの遺伝性疾患では、証明書がないと取引しないということになっております。
ペットのオークションでも、これがないと取引しないんだそうです。
いい傾向です。
きっと日本は変わると思いました。
悪徳ブリーダーや素人繁殖が遺伝性疾患を蔓延させています。
しかし、きちんとやっているブリーダーもいるんですよね。
微力ながらこうやって変わろうとしている部分に対しては全面的に協力をしていこうと考えています。
ただ、きちんとしていない悪徳ブリーダーにも反対ですし、面倒も見れないのに、繁殖をさせて、それを保健所に持ち込んだりする過程での繁殖には、猛烈に反対です。産ませたらその命の面倒を一生責任を持つくらいの気持ちでやってほしいものです。
健康な犬って考えて交配していこうとするとお金がかかるんですよね。
ペットショップでの安い犬って、、、かわいそうだなぁ。。。
でも、売れなかったらもっとかわいそうだなぁ。。。
そう思います。
ブリーダーの変わろうとする部分を見て、日本はまだまだ変われるって、、、、そう思いました。