昨日のこと。
ノカイドウの自生地に近い第4駐車場で、花の説明をしながら気持ちよくお仕事をしていると…時々山登りに来る友達から

「韓国岳の登山道に昨日か今日したばっかりのウンチがあるよ。それにティッシュが上から何枚もかぶせてあって
とても汚い。あれはいかん。登山者にも見えるし、印象悪いですよ。」と!
明るく楽しくノカイドウやらヒカゲツツジの案内をしつつ任務に当たっていた私は、
「わかりました。この仕事を終わらせた後で韓国岳に登ってウンチ処理をしてきます。」とカッコ良いことを行ってしまったのでした。
「ところでその”ぶつ”はどのあたりにあったのでしょうか?」
「たぶん、四合目と五合目の間だったと思うけど……?!?!いや待てよ!もしかすると五合目と頂上の間だったかも…」
「わかりました。行ってみます」
3時前に駐車場業務を終わらせて急いでエコミュージアムセンターに戻り、所長に
「登山道に人のウンチが放置してあるそうです。その上にティッシュが数枚散乱しているとのこと。今から行って処理してきます。」
と言い、準備に入りました。持って行くものは火ばさみ、ごみ袋、ヤマグワ、水筒、行動食などなど。準備が出来たらすぐに出発。
午後3時15分から韓国登山。三合目まではぶつ無しと確信して飛ばします。硫黄山展望所に着く頃は、汗が噴き出し、ウインドブレーカーも脱ぎ捨てTシャツ一枚になって水分補給。
さらに登って行きます。四合目を過ぎてからキョロキョロしながら、しかしスピードバリバリ。五合目小屋まで来ましたがありません。
「やっぱり五合目と頂上の間かな?」
と登り続けます。六、七、八合目と道標を順調に登って行きますがありません。
そして頂上まで登ってしまったのでした。
「ここまで来たらせっかくだから写真でも撮って帰るか!」と頂上看板でパチリ。
新燃岳、高千穂の峰もきれいです。
大浪池も美しい!
そして下山。登りで見つけられなかったので下りで何とか見つけるぞ!と気合を入れながら下ります。九、八、七合目まで異常なし。
五合目の山小屋周辺にもありません。
そして五合目を下って行ったその先に…。
「アッ~!あった~!!!!!」
登山道の真横にティッシュに隠されたぶつが残されておりました。登りではちょっと見えにくかったぶつも、下りではハッキリとわかる位置に。
早速作業開始。まずクワで穴を掘り、ティッシュを火ばさみで一つ一つ掴み穴に入れます。ぶつは大きめの石を、上からのせてフタをしました。処理後がこちら!!
登山者にも見えないように土をかぶせて処理完了。ということで韓国岳緊急出動が終わりました。
ここで一言。
山、登山道をきれいに保ちましょう。もし途中で、もよおしたくなったら離れた所で。ティッシュはそのままにせず持ち帰るか、埋めて処理。携帯トイレを持って行くことも考えましょう。
美しい霧島の自然を後世に残しましょう!