「霧島もいい山じゃけど、たまには別の山に登ってみろや!」
ということになり市房山に登った。前回は2年前の2月、宮崎県側からの登山だった市房。今回は熊本、湯山のキャンプ場からと決めて、車を走らせた……が……

キャンプ場先の橋が無い!

7月の豪雨で人吉、球磨川沿いが大災害に遭った時だ。まさか橋が流されているとは…。

沢を渡渉して、対岸の市房神社参道入り口に出る。ここから登山開始。
市房神社までの参道に樹齢1000年といわれる市房杉がある。約50本あり、なかには高さ50m、幹回り10mにもなる大木も。今回初めて登る母ちゃんも堂々とした風格の杉に感激。しかし…
一本の大木が無残にも根本付近から折れていた。9月に九州を襲った台風10号が原因だろうか!?
四合目の市房神社に到着。水分と栄養補給をしてここからの急登に備える。
ここから階段あり、ロープあり、ハシゴ有りの急登だ。六合目に着いて一息。
八合目付近を登る母ちゃん。眼下には湯山の大地。遠くには人吉盆地が見える。
頂上に迫る父ちゃん。あともう少しで頂上の1721mに着くぞ!ガンバレ~!!
そして午前11時55分、無事に頂上到着。
登り始めが8時55分だったので3時間ちょうど。コースタイムが3時間10分なので10分ほど早かった。
快晴無風の最高の山頂でポーズ。
昼は定番のカップラーメンとおにぎり。食後はコーヒーと甘いお菓子をいただく。
頂上に利尻山と市房山が同じ高さ看板。3年前の夏に自転車旅で登ったが、利尻の方は海抜0mからだったので登りがいがありきつかったのを思い出す。
倒木に一杯引っ付いているキノコ。
「これってシイタケじゃね~???」と。
「やめとって~!もし違ってたら怖い!!」と。
そのままにして下ったのでした。今思うと、シイタケのような気がしてならない……

そしてまた神社を通り、杉の巨木を見ながら登山口に着いたのは午後2時45分。下りにかかったのは2時間ピッタシ。
標高差1100mの登山を存分に楽しんで無事下山したのだった。