昨日から今日の午前中と、富山サイクリングロードは、私を快調に北へと進めてくれました。「この調子なら新潟もスムーズで計画より早くなるかも!」と思ったのも束の間、事態は最悪に……。富山サイクリングロードの終点付近で自転車のメンテをしている若者がおりまして…「ちょっとここで新潟までのルートでも聞いて見よっ。」と軽い気持ちで聞いて見ると「この先に~怖~い、親知らず子知らずというのがあって…聞いたことありますでしょ?」「聞いたことはありますが…」「車が一台やっと通れるトンネル続きの道が続きます。トラックが多くて…人は歩いてません。自転車は…通る人がおるのかなあ。天険トンネルが最悪で…私は~通りません」

(上の写真がスタート地点。5㎞ほどトンネルのクネクネが続く)
もうそれ以上は聞くことができませんでした。「わかりましたーありがとー」と言ってその場から逃げるように去るイママサなのでした。「あー聞かなかった方が良かった。でもここを通るしか新潟に行く方法はない。心を決めてGO!」
名前の由来は、北陸最大の難所で、断崖絶壁の波打ち際を駆け抜けるとき、親は子を忘れ、子は親をかえりみることをしない事から「親知らず、子知らず」と呼ばれるようになったそうだ。

明治にやっと絶壁を削り道が整備された時に上のような文字が残された。
無事に通り過ぎた時は……

げんぎょ丼(深海魚の仲間、親知らずの名物)の大盛りを食い、夕方は

甘エビで乾杯をしたのでした。「うま~!!!無事通過おめでとー」と過ぎてしまえば元気ピンピン!