昇進しました。
自力で上り詰めたというよりは、
役職が下りてきてくれたという感じです。
同じ新卒仲間が、やったじゃんといってくれるし、
先輩方が、大変だね、大丈夫、何かあったらすぐいってといってくれるし、
とても分かりやすく褒められたり心配されたりしてもらえるのでハッピーです。
思えば、入社自体も口利きしてもらって難なくパス出来てるし、割とトントン拍子です。
さて、
近況としては順風満帆な報告なのですが、
実際どうかというと、自分のスペックがノロマすぎてトントン拍子についていけていません。
雇われ店長みたいなものではありますが、今や一国一城の主です。ワクワクしてます。
しかし、一つ一つの作業が捗らない。采配一つうまく振れない。
上に立って理想を実現するはずが、
現実に押しつぶされて負けそうです。
現実と実現、何とかひっくり返したいものだ。
そのためにはまずは自分を根底から変えることかなと思います。
ここまでぽやーっとしなかまら人柄だけで生きてきたお気楽やろうでしたが、楽して分蓄えられてた力を惜しみなく使って頑張ろうと思います。
やる気に満ちた日記おわり。
あとは雑記。
①今村、減煙を試みる
ぼくは、不安を抱えた方を密室に閉じ込め、極限状態に追い込んだ上で優しい言葉で安心させるという仕事をしています。
嘘です。
でも似たようなもんだと思います。
ともあれ、安心感を与えることが重要なことは確かです。
とすると、身だしなみやら清潔感やらなんやらが大切だと誰かが言っていました。たぶん昔の偉い人です。
清潔感は服装、髪、臭い、その辺で醸し出すとかなんとか。
服装はスーツなんで特に問題は無いですし、髪に関しても大抵ジェルでガチガチなんです無難なもんだと思います。
ただ、臭いに関しては。。。
今村はタバコが主食の生き物なので、仕事中も隙を見つけては煙を摂取していました。
一説によるとタバコを吸ったあと、呼気から完全にタバコの成分が抜けきるまで40分かかるそうです。つまり臭い!
もちろんそれは知っていたので、極力配慮はしていましたが、ある日、吸った直後に不意打ちで飛び込みが一件!
くせーくせーと思いながらもやるしかないと覚悟を決めて話し始めたのですが、
自分が喋れば喋るほど、密室にこもるタバコの薫り。
終わる頃にはよくまぁ我慢できたなと自分でも思うくらい臭いが充満していて流石にマズイと思いました。
そこから、今村の減煙活動が幕を開けました。
タバコはタールの値が、一般には1mg〜10mgのものが多いです。
要は数字が大きいほど臭いと思ってください。臭さレベルか不健康レベルみたいなものです
感覚的な目安
1 mg → かる〜い、タバコフレーバーのストロー
10 mg → おも〜い、何かがノドに突き刺さる
その中で今村はずっと14mgという振り切ったタール量のタバコを吸い続けているタバコジャンキーです。
今村は考えました。いきなり禁煙なんてしたら、それはしぬにちがいないと。
そこで、少しずつタール量を落としていくことにしていきました。
まずは一般人の最大値である10mg、続いて8mg、5mgと。
8mgに落とした頃に、メンソールタバコに切り替えたことが功を奏しました。
段々と更生の兆しが見え始めました。
もしかしたら、タバコじゃなくても良いのではないかと。ノドに刺激があれば良いのではないかと。真人間になる日は近いと、そう感じたことを今でも覚えています。
しかし、人間油断してはならぬものです。
今村はそこで余計な色気を出してしまいました。
時代は電子タバコじゃないか!と。
思いついたが吉日と、その日の帰りにコンビニで、買いました。まるでグミでも買うような軽快さで買いました。ワクワクしながら吸いました。
なるほど、これは、別物だ!
若干の違和感を感じながらも、これはこういうものだ、これはこういうものだ、耐えろ、頑張れ、慣れるんだ!と2週間くらい電子タバコを吸い続けていたのですがある日。。。
たまにはホントの煙を吸いたい。。。
たまにだから、たまにだからいいんだ、これはご褒美なんだ。。。
今村は耐えかねて吸ってしまったのです。14mgを。。。
すると、久々の煙のうまいことうまいこと!
今村は電子タバコによって、タバコのうまさを再認識してしまったのです。
あとは想像に難くないと思いますが、
段々とご褒美の頻度が増え、電子タバコの出番が減り、気づけば元の木阿弥です。
今村、減煙失敗の巻。おわり。
②心の安らぎ
本編でも書きましたが、今絶賛頑張り中です。
ブラック業界に進んで踏み込んで泥沼を突き進んでいる今、
休みの日は限られてますし、あったとしても休むことで精一杯です。余暇活動などは本当に些細なものしかできません。
以前は本を読んだり映画を見たり、散歩をしたり、あてもなく買い物に出かけたり、なんだりかんだり。とにかく、のんびり時間を使うことが大好きだったのですが。
今はとにかくそれをしている時間がありません。せせこましくやることでもないですし、睡眠を削ってまでやることでもないですしね。
そんなわけで休みはほぼほぼ寝ているのですが、やはりそれは人間的ではないと思いました。
何か心の安らぎになるようなファクターが私の生活には必要だと考えたのが、生き物との触れ合いでした。深い。
しかし、単身千葉に旅立った私には、人間との繋がりが(会社を除けば)皆無です。
であれば、なにか人間以外の生物しかなかろうと!
ただ、ぼくはアパートのひとり暮らしなので、大家さんが許したとしても小動物も世話を焼きしきれません。
手間がかからなくて生きてるのか生きてないのかよくわからないけどタフな生き物を選ぶ必要がありました。
そこで、まずはじめに検討したのは魚です。
あいつらはとりあえずプカプカピチピチパクパクしてれば生きてられるような呑気な生き物なので、きっといい安らぎを与えてくれるだろう。
しかし、以前友人から聞いた、
水槽にファブリーズこぼして金魚全滅という話を思い出し即刻取りやめました。
ぼくは何でもよくこぼす。
続いて、
何かこぼしても生き延びそうなタフなやつを検討しました。
するといるじゃないか!ミナミヌマエビ!(2.3cmの小さなエビ)
名前からして汚い水でも大丈夫だ。ぼくの知っている限り、沼というのは水と呼ぶには憚られるくらい汚い水を湛えた極限の環境だ。
そんな沼に好き好んで生息するようなやつだ、タフに違いない。そう思いました。
それにぼくはエビが大好きです。食べるのも好きですが見るのも好きです。
大きな伊勢海老が海底を列になってワシワシ歩いてる様は圧巻ですし、小さなエビが足をチョコマカ動かして泳いでいる様も可愛らしいと思います。
ぼくはすっかりその気になって次の休みにホームセンターの観賞魚コーナーに行きました。
するとどうでしょう、いるわいるわミナミヌマエビが水槽の中にうじゃうじゃと!
あまりに多くいるために水槽の中は酸欠状態になっていたようです。かわいそうにミナミヌマエビの大軍はエサも食べずに酸素のブクブクに群がって必死に生きていました。
それを見て不本意ながらこう思いました。
うわぁ。。。
いや、うん、いやぁ。。。
群がっちゃうとどうしても虫の仲間にしか見えない。。。
足も多いし気持ち悪いよ。
しかも沼でしょ、きったねーんじゃないのコイツら?
家に、、、いてほしくくない。。。
もしかしたら、
酸素のブクブクに群がってでも生き延びようとする姿に生命の尊さを感じて勇気づけられるのが正解なのかもしれない。
あの虫虫感が魅力なのかもしれない。
しかし、ぼくは無理だと思いました。
ミナミヌマエビのブクブクに群がる姿のファンのカタニハ申し訳ないけど
疲れて自宅に帰って、あの姿を眺める気にはなれなかったです。極限まで疲れてたら自らの意思で水槽に殺虫剤をこぼす可能性さえ見えたので、断念したことはお互いのためになったのではないでしょうか。
困ったものです、やはりぼくは生物を飼うことはできないのでしょうか。
頼んでもないのにやってくるクモさんやカメムシさんと友だちになるしかないのでしょうか。
ただ、彼らの命はとても儚い。
この間も自宅を訪ねてきてくれたカメムシのカメ太郎はドーム型蛍光灯の中にハマって2週間ほどで空腹のためか命を散らせてしまった。その亡骸だけは今もドームの中に残してあるがそれを見るたびこんなことが二度と起きてほしくないと思うばかりだ。
ファブリーズに耐えられて、うじゃうじゃしてなくて、エサもいらないそんな生物はいないのだろうか、そんなことを考えていたある日、
最寄りのスーパーの見切り品コーナーになぜか多肉植物(アロエみたいなやつ)が。。。
一部で地味に流行ってるような流行ってないようなやつだ。。。
発注担当がなんとなーく発注してなんとなーく売れ残ってしまったのだろう。。。
土はカピカピに乾いている。水ももらえていないのだろう。
これじゃあすぐに枯れ、、、そうなようすがない!
なんで?なにこの変な植物!
真夜中のスーパーでいきり立って多肉植物を眺めるオールバックの男。俗に言う不審者である。そしておもむろにググり始める。
多肉植物:主にアフリカに生息する植物。乾燥に強く水やりは2週〜1月に一度。冬は断水。
素晴らしい!
そうか、植物も広い視野で見ればちゃんと生物だし、多少コイツならファブリーズかけてもむしろ成長してくれそうだな!コイツを心の伴侶にしよう!
こうしてぼくは169円で伴侶を得たのであった。
割と可愛くて後日、もう一鉢買いました。
今、エケベリアとカランコエというのがおうちにいます。
おわり。